経済国家シンガポールの風水学に学ぶラッキースポットの見つけ方

 経済国家シンガポールの風水学に学ぶラッキースポットの見つけ方
Moca Kurio
栗尾モカ
栗尾モカ
2020-11-24
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ーー確かにシンガポールには至るところに噴水や人工的に作られた滝が住居や公共施設に無数に設置されています。日本に比べると、水が流れる場所は物凄く多いと思っていました。それは、風水上の理由だったのですね。藤堂さんの建築事務所でも風水が用いられていますか?

私が勤めていた設計事務所はシンガポール系の会社(DPアーキテクツ)でした。社員は1000名を超えており、世界的に見るとトップ10に入る規模の事務所です。

事務所自体も同設計事務所が設計しており、随所に工夫が見られます。特に部屋のレイアウトには方位が重要になってきます。設計事務所の入り口は西向きに配置されております。これは西がお金の入る方向のためと考えられます。玄関から作業空間に入るには扉を通らなければなりません。これはセキュリティやプライバシーの問題もありますが、玄関は良い気も入る場所ですが、悪い気も入る場所であるため、風水的には玄関とオフィス空間は分けた方が良いです。また、事務所の玄関には背の高い観葉植物が置いてあります。これは悪い運気を遮断する効果があります。見つけ難いですが、玄関の桟の上には球状の水晶が置いてあります。これは水晶が五行のバランスの取れた鉱石で、魔除けと良い気を招く効果があります。

また、事務所のレイアウトは角を取るために曲線的なテーブルデザインが施されています。その間にカネノナルキが丸い鉢に植えられています。職場に緑があることで落ち着くというのもありますが、魔除けと同時に良い気が集まると言われているためです。オフィスの北側にはパントリーがあります。そこには水槽があり金魚が泳いでいます。玄関が西側にある場合は、北側に財の気の流れができ、水槽を設けると良いと言われていますが、金魚の数は水槽と相性の良い金に纏わる6・7匹が良いそうです。また、手入れを怠ると効果が減ります。

ーーカネノナルキは、葉の形が硬貨に似ていることからMoney Treeと呼ばれている多肉植物ですね。これは気軽に取り入れられそうです。幸運を呼ぶ色の取り入れ方の例はありますか?

色の関係ですと、インテリアと五行の話をしたいと思います。

五行とは世界が五つの要素である木、火、土、金、水、からできているという考えです。それらの要素には異なる特性があり、それを内装に取り入れて行った実例を紹介しますね。

事務所ではディレクターになると専用の部屋が与えられます。某ディレクターはCEOになる前は赤を基調にした内装にしておりました。火はエネルギーの象徴であると同時に上昇する意味合いもあるので上り詰める野心の現れだったかも知れません。一旦CEOに就任すると、今度は一転してベージュ色の内装に変更しました。それは万物を育成・保護する性質や安定と言う意味を持っています。また、土の内装には陶器が良いと言うことで、そのCEOは、陶芸家でもある私の作陶した器を購入して枝を活けていました。葉のある植物は土と木の相性が悪いために敬遠したのだと思います。このようにキャリアの段階に合わせて、相性もあるとは言え、異なる要素の力を取り入れるのは有効な方法でしょう。

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藤堂氏
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280メートル
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卍