シンガポールからレポート:国民から信頼を集めるシンガポール政府のコロナウイルス対策

 シンガポールからレポート:国民から信頼を集めるシンガポール政府のコロナウイルス対策
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栗尾モカ
栗尾モカ
2020-04-24

現在、世界中の人々が新型コロナウィルスと闘っている中、比較的政府の対応が迅速だと報道されているシンガポール。早期の段階より徹底的な検査と感染経路の把握、及び隔離政策を実施しています。実際に住民はどのような生活を送っているのでしょうか? 在星歴3年目の筆者がお届けします。

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シンガポールの現在の状況

新型コロナウィルスの感染拡大を防ごうと、シンガポール政府は「サーキットブレイカー」と称し、4月7日より6月1日まで、ほとんどの事業所が一時閉鎖をすることになりました(医療や食料、エネルギーといった生活必需事業は除く)。

今回、このサーキットブレイカーが発令されて以来、隔離された外国人労働者の方々の宿舎で感染が増え続けています。シンガポールには政府管轄下の労働者向けドミトリーが43箇所あり、労働者は約20万人。現在、対策を講じているとのことですが、市中感染自体は縮小傾向に向かっているとされています。

食料品の調達における外出は許可されていますが、多くの飲食店はデリバリーサービスを開始しており、SNS等で宣伝をしています(デリバリーを依頼した際には、ドア越しに食品を置いて貰うことで配達員の方と対面しないようにするなど、届けてくださる方への配慮も大切です)。

現在は一緒に暮らす家族以外の人との接触は禁止で、食料の買い出しや、ソーシャル・ディスタンスを保った近所における最低限の運動(1人で行うジョギングなど)は行って良いとされています。同じ空間で暮らす家族以外との接触は限りなく低くする、という徹底したルールで感染拡大を食い止めようとしています。

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