経済国家シンガポールの風水学に学ぶラッキースポットの見つけ方

Moca Kurio

経済国家シンガポールの風水学に学ぶラッキースポットの見つけ方

栗尾モカ
栗尾モカ
2020-11-24

皆さんは、「風水」と聞いて何を連想しますか?

開運術として「整理整頓すると運気が上がる」「部屋に黄色の小物を置くと金運が良くなる」このような話を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。また、「風水は一部の、その分野に興味がある人だけが信じるもの」そう思われる方も中にはいるかもしれません。

一方、筆者が住んでいるシンガポールでは、政府により風水が都市計画に取り入れられています。意外と知られていない側面として「風水都市」という性格を持つシンガポールは、東京23区より約1割大きい程度のコンパクトな国土でありながら、経済的に大きく発展した国でもあります。その成功の秘密には、風水が関係しているかも?そのように想像してしまうほど、街の中に風水が溶け込んでいるのです。シンガポールの都市計画を通じて風水が持つ意味を知れば、私たちの身近な生活にも生かせるのではないでしょうか?その真相を探るべく、世界的に活動をされている建築デザイナーの藤堂高直氏にお話を伺いました。

ーー藤堂さんが最初にシンガポールにいらしたのはいつ頃ですか?

シンガポールに転職したのは2012年の始め頃です。丁度マリーナベイ・サンズが完成し、シンガポールが世界的に注目を集め始めた時期でした。その後、6年間ほど住みました。シンガポールに転職するまで、私が持っていたイメージも典型的なシンガポール像でした。ですが、実際に住んでみると当初持っていたイメージとは違う姿が見えてきました。それは、シンガポール人の持つ向上心が生み出した風水都市としての顔を持つシンガポールの姿です。

ーー向上心と風水が関連しているのですか?興味深いです。藤堂さんは、シンガポール政府の方々と打ち合わせを重ね、多くのビルを設計されていますね。

巨大な都市計画の中で使われている風水の中に日常でも活かせる工夫があります。このインタビューを通じて皆様の日々の向上の一助になれば幸いです。

藤堂氏
藤堂高直氏。シンガポールの建築事務所にて

職場における実践可能な風水的インテリアと建築設計における風水とは

ーー藤堂さんはシンガポールの設計事務所に勤めておられましたが、実際に設計する際にはどのように風水を取り込んできたのでしょうか?

シンガポールでは、シンガポールのみならず東南アジアを中心に建築設計をしてきました。風水を建築に用いるか否かは、一言で言えば顧客次第です。傾向として象徴的な建物はどれも風水的な要素が込められておりますが、すべてのプロジェクトに風水が用いられている事はありません。風水を気にする顧客の場合は風水コンサルタントを雇います。そのコンサルタントが設計の初期段階から助言をするような形となります。

ただ、合理性やプロポーションを考えると風水的な要素を入れることで破綻する場合もあるので、そこは設計上の駆け引きが必要です。特に吉数と水に関する要素は重要になります。吉数のある階、8の付く階と9の付く階は景観が多少損なわれても面積が広い部屋を設けることが多々あります。また、不吉数な階、4の付く階と、風水ではないですがキリスト教の影響で13階には部屋を設けない、もしくは階をなかったことにする場合があります。ですが、階数が途中で歯抜けになると設計上混乱する事があります。また、東南アジアにおいてコンドミニウム建築ではプールが設けられる場合が多々あります。水は気と富の象徴であり、その気を留めるべくラン頭(※)を応用します。

※ラン頭=物の形状から吉凶を判断する風水のこと

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気の集まる場所
マリーナベイサンズ
280メートル
インターレース
DUO
噴水
卍
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