えっ? 全員カメラオフ…オンラインレッスンでヨガ講師が地味に焦ったこと4つ


オンラインでのレッスンもすっかり定着してきましたね。スタジオにはスタジオのよさがあるけれど、オンラインも慣れてくるとスッと入退室してレッスンに参加出来る。それも自分の家から自分のタイミングで。カメラやマイクのオン・オフも選択出来ますしね。ここ最近ではまたグンとオンラインレッスンの受講者が増えてきたように思います。となると、いろいろな予期せぬ出来事も増えてきます。インストラクターにとっても。
今回は現役ヨガインストラクター4人に聞いた、オンラインレッスンで地味に焦ったことをお話ししていきましょう。
1・まさかの全員カメラオフ!
まずはA先生(インストラクター歴2年)のこんなお話しから。
「朝9時半からのクラスだったんですが、なんと参加者全員のカメラがオフでした」
あ、カメラをオフに設定した状態でもいいんですよ、本来は。家の中を見られたくない人や、寝起きでノーメイクで参加する人だっているはずですから。これは参加者のみなさんが決めていいこと、“カメラオンで参加してください”という事前の案内がなければ。
とは言え……。
「インストラクター以外はマイクをオフにしてもらっているので、音なし、画像なしで進行していくうちにみなさんがちゃんと参加出来ているのかが気になってきてしまいました」
これにはほかのインストラクターからもわかる、あるあるの声が。
その場にいたインストラクター陣からは、みなさんの姿が見えない分アーサナの注意点・説明を丁寧にするようにしたり、こまめな声掛けをしたりしているとのこと。でも内心ではチラッとお姿が拝見できたら嬉しい……、というのが本音でしょう。アーサナが安全におこなわれているかどうかを確認することもできますから。
「映ることに問題ない」、という日はカメラをオンにして参加してくださると喜ぶインストラクターは多いです。特に、カメラオフの参加者が多い日には。
2・マイクオフに気付かず進行
お次はB先生(インストラクター歴8年)のエピソード。
「最初はマイクオンだったのに、途中からオフに切り替わってしまっていたみたい……。おそらく、画面をスワイプしてみなさんの様子を確認しようとしたときに操作してしまったんだと思います」
これも本当によくある……んですよね。筆者もやってしまったことがあります。しかも、当たり前に声が聞こえているかのように進行してしまって参加者のみなさんは置き去り状態。何名かがマイクをオンにして先生ミュートになってますよと教えてくれて気付くという……。反省しています。
みなさんのなかにもインストラクターのマイクが突然オフになった無音状態に直面したことがある人はいるのではないでしょうか? そんなときはぜひ、マイクをオンにして一言いただけるとインストラクターは心から喜びます。
3・逆パターン、マイクオンになっちゃった
さあ、続けてC先生(インストラクター歴4年)のお話しにいきましょう。
「スタジオレッスンで親しくなったという4名に向けてオンラインレッスンをしていたのですが、もちろんみなさんのマイクはオフ。それが、ひとりの生徒さんのマイクが突然オンになって……」
なんとそこからは、愛猫と幸せなひとときを過ごしていると思われる猫語で話す生徒さんの声が。
「一瞬時が止まりました。ほかのみなさんもです。いい意味でですよ、和みましたから。でもその生徒さんは気付いていないようだったのでさりげなく声をかけました」
こちらはB先生とは逆のパターンですね。なんでも音量を大きくしようといろいろと操作していたら、自分のマイクもオンになってしまっていたそうです。そこに猫がやってきて戯れていたのだとか。なんだか想像するだけで癒されますよね、ご本人は恥ずかしかったと思うけれど。
4・「郵便でーす」
最後は筆者(インストラクター歴5年)の話しで終わりましょう。
実家の庭で、緑豊かな自然のなかから中継をつないでいたのですがレッスン終盤……。
「郵便でーす」
と配達員さんが登場したり、ときには散歩に出てきた祖母が登場したりしてみなさんの視線を奪っていきました。幸いにも参加者全員が顔見知りの生徒さんだったので温かく見守ってくれましたが、本当に冷や汗もの。我が家にも愛猫がいてよく画面に映りにくるのですが、予期せぬ“人”が映ると本当に焦ります。スタジオレッスンではあり得ないことですから。
「宅配便が届いたことがあります。次からは時間指定をして配達をしてもらおうと思います」
「私の家は小学校から近いので、校内放送がしっかりめに……」
なんていうインストラクターも。来訪者だけではなく、環境、スマートフォンの着信音……オンラインならではの気を付けなくてはならないポイントはまだまだありそうですね。
以上、インストラクターが地味に焦ったオンラインレッスン中の出来事をお話ししました。
参加者のみなさん、こんなアクシデントがあっても“オンラインならでは”だと思っていただけたら幸いです。
ライター/高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く