バーチャルヨガクラスに「コミュニティ」の機能と社会的なつながりによる恩恵はあるのか?

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バーチャルヨガクラスに「コミュニティ」の機能と社会的なつながりによる恩恵はあるのか?

私たちの多くはかつて社会的なつながりを求めてクラスに通っていました。ヨガプラクティスによって生まれる「コミュニティの機能」とヨガによる癒しの恩恵の観点から、私たちがコロナ禍で失ったもの、そうでないものについて専門家たちが議論します。

私は2006年、ニューヨーク市イーストヴィレッジのとあるヨガスタジオで初めてヨガを体験しました。当時、ダウンドッグアップドッグも何のことかわからず、イライラしながら必死に真似をしてクラスをやり過ごしました。しかし、シャヴァーサナの最中、皆の呼吸が部屋に響き渡ると何かが変化しました。クラスメイトたちとの集団によるエネルギーを浴びて、この世のものとは思えぬ静けさによって気がふっと楽になったのです。そして私はヨガの虜になったのです。

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この共有体験によるパワーが、多くの人が何度でもマットへと戻ってヨガを続ける理由なのです。新型コロナウィルスの影響で、私たちの多くが見落としているものもあります。今回、ヨガジャーナルは新型コロナウィルスの影響で私たちが失ったもの、また得たものについてしっかり見ていきます。そしてエネルギッシュなつながりとコミュニティの観点から、バーチャルヨガ体験へとシフトする現在を見つめます。

社会的なつながりがもたらす恩恵

社会的つながりが寿命の延伸と闘病に与える良い影響を示す研究には事欠きません。ある画期的な研究では、孤独感は肥満や喫煙と同じくらい致命的な可能性があると指摘しています。また、多くの人がヨガのプラクティスは心の傷を癒すこと、またヨガスタジオに通うことで得られる社会的なつながりは深い癒しの効果があることを実感していることは一般的によく知られています。

エマ・セッパラ博士はスタンフォード大学の思いやりと利他主義の研究教育センター(Compassion and Altruism Research and Education)のサイエンス・ディレクターであり、イェール大学感情知能センター(the Yale Center for Emotional Intelligence)の感情知能プロジェクトの共同ディレクターも勤めています。「他者とのつながりを強く感じている人は、不安とうつ病の発生率が低くなります。さらに研究によれば、彼らはより高い自尊心を持ち、他人に対してより共感力があり、信頼性と協調性が高まり、結果として周りの人間は一層オープンになり、信頼と協力を得ることができます」と彼女は述べています。しかし、コミュニティに属することによるメンタルヘルスのベネフィットは、対面での体験に限定されません。セッパラ博士は「つながりは内的感覚です。研究者たちは、つながりのベネフィットは実際のところ、当人の主観的なつながりの感覚に関連していることを認めています。言い換えれば、ヨガスタジオであろうとZoomクラスであろうと、あなたが内側でつながりを感じているなら、同じ利点を享受できます」と述べています。さらに彼女は次のように続けます。「ヨガはあなたを副交感神経モードにし、ストレスを和らげます。そのため、自然により大きな帰属意識、思いやり、そしてつながりを感じることができるのです。気分がより良くなると、帰属意識の感覚も増します」。

バーチャルのつながりが対面のつながりと同じ生物学的反応をもたらすという事実は、私たちの脳に存在する“ミラーニューロン”の存在によるものでしょう。UCLAの精神科学および生物行動科学の教授、マルコ・イアコボーニ博士によって書かれた科学雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」の記事によると、ミラーニューロンは他人がしていることを我が事のように感じることのできる神経細胞を指します。例えば、誰かが誤ってぶつかってきたら、私たちはたじろぎます。また、誰かが微笑みかける時、私たちは無意識のうちに微笑みます。

マーケティング・ストラテジストで作家のデイヴィッド・マーマン・スコットさんは、ミラーニューロンは有り難いことに画面上に表示されるものと繋がることができると示唆します。彼はブログに次のように綴っています。「ミラーニューロンは、私たちが映画スターやテレビのパーソナリティたちのことを『知っている』と感じる理由を説明するのに役立ちます。私たちの脳は、画面を通じて彼ら有名人の側にいるかのように感じることにより、私たちが彼らのパーソナルスペースに居たと訴えるのです」。

バーチャルスタジオのLivekick(ライブキック)で双方向ストリーミングによるライブヨガクラスを指導するケイティ・ハンロンさんは、「アイコンタクトやハグはもちろん恋しいけれど、自分のスペースで指導している際にもエネルギーの変化は感じることができます」と言います。ハンロンさんは当初少しぎこちなかったことは認めましたが、初めて指導したクラスとそう変わりはなかったと言い、画面を通じてエネルギーがうまく伝わっていくことには驚きを感じると述べています。「私は創造性と革新とテクノロジーの力を信じています。自信を持って立ち向かえば、より素晴らしい収穫を得られるのです」と彼女は言います。

トラウマに詳しいティーチャーで、ボランティア団体のConnected Warriorsの共同創設者でもあるジュディ・ウィーバーさんもまたこれを直に体験しています。「私のセラピープラクティスの奥深さと幅広さ、また指導年数のおかげで、意外にもオンラインでエネルギーを本当に感じることができ、生徒のベネフィットのために適切な指導を提供することができることがわかりました」と彼女は述べています。ウィーバーさんにとって、これは彼女のクラスを受講する生徒に応じてテーラーメイドすることができる、つまり対面指導と変わらないことを意味します。

作家であり、精神科医また心理療法士でもあるバーナード・ベイトマンさんは、人と人の間のエネルギー交換について研究しています。ベイトマンさんは彼の患者たちとこの共有された「精神圏」を頻繁に経験すると述べています。社会的交流の中で、私たち全員が生体電流と体のエネルギーを放出するからです。「私はそれをエンゲージメントと呼んでおり、文字通りエネルギー分野のエンゲージメントです」と彼は述べています。彼はバーチャルダンスクラスで仲間とアイコンタクトをとった際に個人的にこれを経験しています。そして彼が患者たちといるときに感じるように、エネルギーが沸き起こるのを感じたのです。彼は、バーチャルヨガクラスはプラクティショナーが運営に慣れていれば、小さな精神圏とみなすことができると言います。

By LISETTE CHERESSON
Translated by Hanae Yamaguchi

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