呼吸、ちゃんとできてる?リラックスしてヨガを行うために大事な"土台"を安定させる方法

 呼吸、ちゃんとできてる?リラックスしてヨガを行うために大事な"土台"を安定させる方法
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伊藤香奈
伊藤香奈
2020-07-25

ヨガでは、下半身は安定させ、上半身は柔らかく広がっていくことで呼吸を深く行えるようになります。まず大切になる下半身の安定を作っていきましょう。

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下半身の安定を作ろう

ヨガのポーズを行う上で一番大切なことは、正しいポーズやアライメントではなく「呼吸」です。無理してポーズをとり呼吸が浅くなってしまうのはヨガの本質ではありません。その呼吸を深く、リラックスした状態で行うためには、まず下半身の安定が必要になります。

呼吸の質を上げるために必要な下半身の安定

質の良い深くリラックスした呼吸は、下半身の安定と上半身の広がりという2つのポイントから作られます。例えば、木のポーズなど、片足でバランスをとるようなポーズは、下半身が不安定になりやすいため、呼吸も浅くなりやすくなります。また、ヨガクラスでよく登場する「戦士のポーズ」や「体の脇を伸ばすポーズ」等でも、膝を深く曲げられることや、腕を大きく伸ばせることよりも、下半身の安定をつくることがとても大切なのです。

パールシュバッコーナーサナ
下半身の安定が大切なウッティタ・パールシュヴァコナーサナ

体の脇を伸ばすポーズの下半身を作ろう

今回は、ウッティタ・パールシュヴァコナーサナをサンプルに、下半身の安定を作ってきましょう。このポーズでは、下半身が安定することで上半身を上に伸ばすことでき、脇が伸ばされます。脇のストレッチ=呼吸に使われる筋肉のストレッチが行われ、呼吸が深く行いやすくなるという効果が期待できます。ウッティタ・パールシュヴァコナーサナの下半身を安定させるには、2つのポイントがあります。

ポイント1

両股関節を外側に回す(外旋)させる作用が必要になります。

ポイント2

両太ももの内側の柔軟性が必要になります。

パールシュバッコーナーサナ
ウッティタ・パールシュヴァコナーサナ

2つのポイントを改善するヨガポーズ

股関節の外旋、太ももの内側の柔軟性、この2つをアップさせていくためのヨガストレッチを行っていきましょう。

1.仰向けになり、右足の裏を天井に向け、右手で持ちます。膝を床に近づけるようにストレッチしましょう。この時左足は膝を立てていると楽ですが、さらにストレッチを深めたい場合は左足を伸ばしていきましょう。

パールシュバッコーナーサナのヨガストレッチ
股関節を外側にまわす外旋の動きのストレッチ

2.うつ伏せになり右脚を曲げます。左足は斜め下に伸ばしていきましょう。この時、腰が浮かないように恥骨をマットに押し付けるようにすると腰の痛みをおさえることができます。

パールシュバッコーナーサナストレッチ
膝の高さは、腰が反ったり浮かない位置で数呼吸繰り返します。

この2つのストレッチを行った後に改めてポーズをとってみると、下半身の安定の違いを感じることができるはずです。

ライター/伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学の知見を深め、ヨガ・ストレッチ・筋膜リリースを組み合わせた独自のエクササイズで痛みを克服。この経験をもとに「股関節ヨガ」というメソッドにまとめ、「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるヨガを考案。股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。Instagram:@itokanayoga45

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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パールシュバッコーナーサナ
パールシュバッコーナーサナ
パールシュバッコーナーサナのヨガストレッチ
パールシュバッコーナーサナストレッチ