食いしばりの癖がありませんか?その原因と対策は【疲労回復とヨガ#7】
歯科衛生士オススメ顔のマッサージ
側頭筋*マッサージ
①親指以外の4本の指の腹で扇型をイメージしながら、側頭部におきます。
(ちゃんと側頭筋に触れているか、チェックのために一度、両奥歯をぐっと噛み込んでみましょう。
噛み込んだ時に指に触れて動いている部分が側頭筋です。)
②指の腹でいた気持ちいいくらいの圧を加え、その場で円を描くように15〜20秒マッサージ。
③少し指の位置をずらしたりしながら、2〜3回行いましょう。
*4つある咀嚼筋のうち、こめかみのあたりに扇型に広がるのが側頭筋。
下あごを引き上げる強大な筋肉です。凝り固まると、口があきづらくなるほか、頭痛、眼精疲労などにもつながると言われています。
側頭筋をゆるめると、血流が改善され、目や頭もスッキリします。
口パクマッサージ
①指二本(できれば中指と薬指)を揃えて、頬骨の一番高いところの下(耳の前)あたりに置きます。
(場所のチェックは側頭筋の時と同じで、両奥歯を噛み込み、動けばきちんと筋肉にアプローチできています。)
②痛気持ちいい圧をかけながら円を描くように、ゆっくり回してマッサージします。
③指の位置を少し下にずらし、同じように行いましょう。
※指は、中指と薬指でかけるのがちょうど良いと思いますが、強めたい場合は写真のように人差し指と中指を使っても構いません。
咀嚼筋*マッサージ
①清潔にした親指の腹を指とは反対の下あごに沿って、一番奥の歯の外側、頬の底に置きます。
②親指の腹で外側に頬を押しながら圧をかけます。(7〜8秒程度)
③ゆっくり戻します。
④今度は⑴部位から、頬骨方向へゆっくり押し上げます。(7〜8秒程度)
⑤ゆっくり戻します。
⑥4〜5回繰り返す。
慣れてきたら呼吸に合わせて行うと良いでしょう。
※必ず手を清潔にして行いましょう。
※爪が長い人や、素手に抵抗がある方はグローブや薄めのサランラップなどを使用しましょう。
※指を奥に入れすぎると反射で嘔吐が起きる場合があります。
*口の中の咀嚼筋は主に口角をひく時に働きます。無意識に食いしばっている時は、口の中の筋肉が緊張しています。
ここをゆるめると口角が引き上がるので、副産物的にほうれい線が目立たなくなるかもしれません!
取材協力・モデル/Thalia貴子
歯科衛生士/スマイルセラピスト。日本歯科大学東京短期大学卒。2006年より国家資格を持ち、歯科医療現場に携わる。明海大学pdi浦安歯科診療所、一般開業医2軒を経て、現在は実父の経営する、医療法人宝歯会なお歯科医院に身を置く。現場の勤務もしながら、衛生士と14年間のダンスで培った経験を生かし、心と顔筋のつながりの研究をする。2017年より表情筋講師として、院外にてWSなど開催。
ライター/井上敦子
20代前半、心身のバランスを崩していた時期にヨガに出会い、不眠症をヨガで克服した経験を持つ。30代半ばに勤めていた大手企業を退社し、ヨガ講師に転身。現在は、『眠りのヨガ』と呼ばれるヨガニードラを、古典的な手法に加え最先端の欧米の手法も深く学びながらクラスを展開している。15年間の会社員生活の経験から、現代人の抱えやすいストレスをリリースするクラスを得意とし、導者養成講座・コラム執筆・アプリ監修・海外リトリート主催など幅広く活動中。公式HP instagram
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