位置や形、ちゃんと理解してる?今さら聞けない「骨盤底筋」の基本
ヨガクラスでよく言われる「骨盤底筋」の位置や形をイメージできていますか?イラストで再確認して、意識できるようにしていきましょう!
骨盤底筋とは
ヨガクラスでよく言われる「骨盤底筋」。ハンモックのようについているといった表現を良くされますが、具体的に「どこに」「どのように」骨盤底筋がついているかをイメージするのは難しいものです。骨盤底筋の位置と形を知って、効果的に効かせられるようにしていきましょう!
骨盤底筋を知ろう
骨盤底筋は、このようにな形をしています。実際には、複数の筋肉が集まって成り立っているため、「骨盤底筋群」と呼ばれていますが、かなり専門的になるので、骨盤の下部全体にハンモックのようについている筋肉全体を骨盤底筋と呼ぶことが通例となっているようです。
実は骨盤底筋は、呼吸と連動して上下に動いています。息を吸うと下方向に広がり、息を吐くと持ちあがる方向に縮むようなイメージです。通常ヨガでは、息を吸う時に体を上に伸ばし、吐く時に力を抜いて下に下がるようなイメージを持って動いているため、骨盤底筋も息を吸う時に上方向に持ち上がるように考えがちです。実は逆の動きをしているため、吸う時に骨盤底筋が下方向に膨らんで、上半身全体が風船のように膨らみ、吐く時には上半身全体もしぼみ、骨盤底筋も持ち上がる、とイメ―ジするとわかりやすいでしょう。
骨盤底筋をイメージして動こう
骨盤底筋がどのような形をしているか、そして呼吸によってどう動くかをご理解いただけたでしょうか?あとは、ヨガの動きの中で、呼吸に合わせて骨盤底筋を動かしていきましょう。骨盤底筋をトレーニングすることで、姿勢をキレイに保ちやすくなりボディラインが整ったり、妊娠・出産期、更年期の尿漏れ改善にも効果があると言われています。また、生理痛やPMSの症状改善の効果を感じる方もいるようです。いくつになっても女性にとって大切な骨盤底筋。しっかりと形や場所をイメージしながらエクササイズを行っていきましょう。
ライター/伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学の知見を深め、ヨガ・ストレッチ・筋膜リリースを組み合わせた独自のエクササイズで痛みを克服。この経験をもとに「股関節ヨガ」というメソッドにまとめ、「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるヨガを考案。股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。Instagram:@itokanayoga45
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