「吸って吐いて...」呼吸が合わずに顔が真っ赤&苦しくなっちゃうのって私だけ?

 「吸って吐いて...」呼吸が合わずに顔が真っ赤&苦しくなっちゃうのって私だけ?
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高木沙織
高木沙織
2020-06-20

「吸って」「吐いて」……インストラクターの指示に従って呼吸をしようとするとタイミングが合わない。それに、長さも。これって私だけ? まわりの人たちはどうなんだろう? と思ったことはありませんか。また、“合わない”と感じることには動きのタイミングや水を飲むタイミングなども挙げられるでしょう。今回はそんな、「合わないとき」にフォーカスしてお話しをしていきます。

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ケース1・・・呼吸が合わないとき

アーサナに入るときや、ポーズを取って静止しているとき。

インストラクターから、「吸って―」「吐いてー」と呼吸を誘導されることは多いでしょう。これには、体を動かしやすくする役割りや、呼吸への意識を取り戻させる役割りなどがあるのですが、どうもそのタイミングが合わない……。このような経験はありませんか?

「今吸ったばかりなのに、また吸う息がきた!」、苦しくて顔が真っ赤! なんて具合に。

ちなみにこれは決して珍しいことではありませんし、誰にでも起こり得ることなので、「私ってタイミングが悪いのかな?」「みんなと違う呼吸や動きになっているのかな?」だなんて不安に思う必要はありません。

自分にとって気持ちのよい呼吸ができていればいいのです。

例えば、腕を上に伸ばすときや背筋を伸ばすとき。息を吐きながらだと気持ちよさを感じにくいでしょう。反対に吸いながらだと、グーンと体が引き伸ばされる気持ちよさを感じられるはず。

筆者はよく、「吸う息=準備」「吐く息=深める・脱力・リラックス」と伝えているのですが、かんぬきのポーズを例に挙げると片手を上げるときに吸う、上体を横に倒すときに吐くといった感じです。とは言っても、考えすぎてしまうことで呼吸と体の動きがごちゃごちゃにもなりかねませんので、慣れるまで・感覚がつかめるまでは、「息を止めなければOK」「深くゆったりとした呼吸ができればOK」くらいの気持ちで臨んでみてください。

ケース2・・・動きが合わない

続いてもよくあるケース。「インストラクターやまわりの生徒さんたちと動きが合わない」です。

「腕と脚を大きく開いて立ち、右のつま先は真横に」「上半身は姿勢を保ったまま、右ひざを90度まで曲げましょう」、このような言葉と見本の動きに誘導され、なんとかそれについていこうとするのですが1~2テンポ遅れてしまう……。これは、頭のなかで考える時間とまわりの人を見る時間があるからかもしれません。

ヨガのクラスでは全員の動きをピッタリと合わせることを目的としません……が、あまりにも遅れが大きくなるとそれぞれのアーサナの大切なポイントを聞き漏らしてしまったり、省いてしまったりすることにもつながるのでちょっと難しいところではありますよね。

同じインストラクターの同じクラスに繰り返し参加する、自宅でアーサナの練習をしてみるなど、ヨガのポーズに“慣れる”ことで体が自然に動いてくれるようになるので焦らずに取り組みましょう。

ケース3・・・水を飲むタイミングが合わない

レッスン中の水休憩で無理をしてしまう人は多いです。

「喉が渇いているけれど、インストラクターの声掛けがあるまで飲まない」

「今、必要ではないけれどみんなが飲んでいるから飲む」

という人はいませんか?

ヨガの流派やインストラクターによって水分を摂る・摂らないは違ってきますし、ホットの環境では話しが変わってくるでしょう。

ですが、大事なのは自分の体とその感覚です。喉の渇きを感じるときは水休憩ではないときでも飲んでいいですし、反対にお腹が水でいっぱいなのであれば飲む必要はないでしょう。

ただし、逆転のポーズや腹部をねじるポーズが多いクラスに参加している場合は、気分が悪くならないように少しずつ水を飲むようにしてみてください。

今回お話しした3つの「合わない」ケース。無理に合わせて心身ともにしんどい思いをすることがないように、心にとめてもらえたら幸いです。

みなさんがヨガをする時間が心地よいものになりますように。

ライター/高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。

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