摂食障害についてヨガティーチャーが知っておくべき7つの真実
4. 摂食障害に悩む人々は、自分の身体に対して深刻且つ否定的なボディイメージを持ち、極度なこだわりを持つ傾向があるため、ヨガのクラスは非常に困難になります。体を他人と比較したり、外見や体の動きにばかり気を取られたりしていると、今という時を生きることが難しくなる場合があります。ヨガはこれらの生徒がマットの上でもマット以外でも、今という一瞬に存在するということを学ぶ上で役立つでしょう。
5. 医学的な合併症としては、血圧の問題、電解質異常、骨密度の低下、筋肉の喪失と衰弱、重度の脱水、ふらつき、疲労感、脱毛、歯に関する悩み、脱毛、肌の乾燥、消化器系の不調、血行不順、ホルモンの乱れなどが挙げられます。
6. 運動中毒は摂食障害の延長線上で起こる可能性があり、それを受けて、ヨガが用いられる場合があります。
7. 摂食障害からの回復は長期的なプロセスであり、通常はセラピーのサポートや時には薬の投与などの治療が必要となります。ヨガはこのプロセスを助けます。時間をかけながら、身体と自尊心の切り離された関係を修復することを自らの身体で学ぶのです。
終わりに
ヨガは、生徒たちに様々な種類の癒しを提供する強力な可能性を秘めています。そしてヨガティーチャーたちは、摂食障害からの回復を後押しする動きと体感から学ぶ体験を提供するという素晴らしい機会を得ます。生徒たちの人生経験の可能性を知れば知るほど、私たちはもっと思いやりや優しさを持って、教え導くことができるでしょう。摂食障害は人生経験の一つです。そしてヨガはそれらに苦しむ人々にとって素晴らしい癒しとなる大きな可能性を秘めているのです。
教えてくれたのは…ジェニファー・クレツォウラス
博士号、全米ヨガアライアンスE‐RYT500、IAYT認定ヨガセラピスト(C-IATY)を保有し、摂食障害とボディイメージを専門とする認定ヨガセラピストです。彼女はインスピレーショナル・スピーカー(やる気を与えるスピーカー)であり、「Body Mindful Yoga:Create a Powerful and Affirming Relationship with Your Body(Llewellyn Worldwide刊、2018年)」の著者としても知られています。ジェニファーさんは、ペンシルバニア州ウェインにあるヨガスタジオ、ヨガライフ・インスティチュート(YogaLife Institute)でオンラインおよび対面によるヨガセラピーを行い、ペンシルベニア州にあるモンテニド摂食障害センター(Monte Nido Eating Disorder Center of Philadelphia)ではヨガセラピーグループを指導しています。彼女は、臨床医、専門医、ヨガティーチャー向けにワークショップやリトリート、専門トレーニングの指導を行っています。また、Yoga&Body Image Coalitionのパートナーであり、Yoga Journalや影響力のあるブログに寄稿しています。さらに米TV局FOX29ニュースに出演したり、ハフィントンポスト、リアルウーマンマガジン、メディルレポートシカゴ、Philly.com、ED Mattersポッドキャストなどで活躍が特集されたりしました。最新の活躍についてはこちらをご覧ください。 www.Yoga4EatingDisorders.com
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