花粉症のムズムズに「酢酸菌」!カンタン「ワン・ス(酢)プーン」習慣とは?

 花粉症のムズムズに「酢酸菌」!カンタン「ワン・ス(酢)プーン」習慣とは?
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松田 真紀
松田 真紀
2020-04-01
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免疫力を高めるためには、一度に大量摂取はNG。酢は殺菌作用を持つほど効果が高い反面、それだけ刺激が強い食材なので胃腸を壊す恐れがあります。

酢酸菌は「毎日」「適量」ずつ取り入れることが大切。

今回は調理なし・いつものメニューに「かけるだけ」の、効率的な食べ方を紹介します!

毎日カンタン「ワン酢プーン!」習慣 3選

1.黒酢(日本)×納豆!

玄米を主な原料に、一般的な酢よりも長時間かけて発酵・熟成させて作られる黒酢。肝機能の改善や抗酸化作用などさまざまな健康効果があり、気軽に飲める「黒酢ドリンク」も人気です。  

納豆は日本を代表する発酵食品のひとつ。含まれる「納豆菌」はグラム陽性のため、グラム陰性の黒酢とはベストパートナー。かけるだけで納豆特有の臭みや粘りも取れて、食べやすくなります。免疫力の維持に有効な大豆タンパク質を豊富に含み、発酵により消化吸収力も良好。不調なときにこそ食べたい食材です。 

2.香酢(中国)×ギョーザ!

中国で紀元前からつくられている「香酢」はもち米が原料。その名のとおり香り高く、スープや炒め物など料理に幅広く活用されています。

「ギョーザにお酢」は定番の組み合わせですが、いつもの酢を「香酢+豆板醤」に変えてみましょう。豆板醤は発酵食品「みそ」の一種で、こうじ菌は酢酸菌と相乗効果のあるグラム陽性菌です。豆板醤に入っている唐辛子のカプサイシンは、餃子に含まれる炭水化物の代謝を高めて速やかにエネルギーに変換。疲労を予防するほか、血流改善効果で免疫力を高める働きもあります。

3.バルサミコ酢(イタリア)×ヨーグルト

イタリアの酢といえば、ブドウを原料にしたバルサミコ酢。ポリフェノールが豊富で、若返りを意味する「balsamic」が名前の由来とされています。中世後期にはペストの治療薬として用いられ、現在も常備薬として持ち歩く習慣を持つ地域があります。

準備はゼロ、いつものヨーグルトにかけるだけ。ヨーグルトが含むグラム陽性菌は免疫活性パワーを持つ乳酸菌で、酢酸菌とは最強タッグ。バルサミコならではのフルーティーな甘さがヨーグルトの酸味を和らげ、味に深みを加えます。ヨーグルトは吸収効率の高い乳由来のホエイタンパク質を発酵したもので、牛乳より消化吸収力が優秀。子供やシニアなど、消化機能が弱めの人の免疫力維持に適しています。

いつもの料理に「酢」を1杯かけるだけ

酢にはクエン酸パワーにより疲労回復効果もあります。心も身体も揺らぎやすい春、上手に取り入れてリフレッシュしましょう。

ライター/松田真紀
1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年明治乳業株式会社入社。電通などを経て2014年スポーツと健康に特化した株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)趣味はトライアスロン、フルマラソン。全米ヨガアライアンス200習得中。

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