ヨガスクールのマネージャーに聞く!ヨガ指導者に必要な資格とおすすめスクールは?
ヨガが大好きで、「指導者になって好きなことを仕事にしたい」と思っている人も多いでしょう。ヨガの先生を目指したいと思ったら、どんな資格が必要? おすすめの学校は? あとで後悔しないよう、しっかりチェックしてベストな選択を!
指導者になりたいと思ったら、気になるのは必要な資格について。アンダーザライト ヨガスクール(以下、UTL)のスクールマネージャー・守田あつ子さんに伺いました。
「日本にはヨガに関する国家資格はありません。けれども世界では『ヨガアライアンス』の資格を持っている人が圧倒的。ヨガライアンスとは、世界で最も知名度の高いアメリカのヨガ資格発行団体で、100ヵ国以上に約8万名の登録者がいます。 一定レベルの知識と技術を持っていることが保証されるため、日本でも登録者が増えてきています。
ヨガというものが一般的になり、健康や美容、ストレスや不調解消など、さまざまな理由でヨガを行う人が増えました。指導者としてそれらに対応できる技術を身に着けるためには、資格の取得も重要ですが、常に学びの姿勢を忘れないことが大切です」(守田さん)
近年はヨガの資格も増えてきましたが、ヨガアライアンスを含め、広く認知されている資格を教えていただきました。
代表的なヨガの資格
ヨガアライアンス
取得期間の目安:1ヵ月~3年
ヨガインストラクターとして指導を行う際や、スクールを運営するときなどに重視されることが多い資格。これからヨガ指導者を目指すのであればぜひ持っておくことがおすすめです。
ヨーガ検定
学習期間の目安:2年以上
2015年にインド政府が制定した検定。インド以外の国への浸透はまだまだこれからですが、今後の展開が注目されています。
アイアンガーヨガ認定指導員
学習企画の目安:5年以上
B.K.S.アイアンガー師によって考案されたヨガ。アライメントを重視し、ブロックやボルスターなどの道具を多く使用します。認定指導員になるには3年の経験を経て、指導員のための2年のプログラムを習得し、世界基準の認定試験を通過することが必要です。日本国内には約120名の認定指導員がいます。
アシュタンガヨガ正式指導者資格
スリ・K・パタビ・ジョイス師によって考案された、呼吸と動作を調和されてダイナミックに動くヨガ。ポーズの順番や視点、呼吸、マントラが決まっています。日本国内には約30名の正式指導者がいます。
●もっとくわしく知りたい人は
https://www.underthelight.jp/yogaalliance
●ヨガアライアンス規約をもとに運営しているヨガスクールをチェック!
https://ryt200.jp/
UTLは年間約1200名が学ぶ実績No.1のヨガアライアンス正式認定校です。スクールマネージャーである守田あつ子さんに、よいヨガスクールの選び方を伺いました。
トレーニング講師のレギュラークラスをまずは受けてみて
ー日本ではヨガ資格ブームが起きています。たくさんある認定スクールからどれを選んでよいかわからないという悩みも多いようです。スクール選びのアドバイスをお願いします。
守田:トレーニングを担当している講師は誰かをまずチェックしてみてください。そして、受講前にその講師のレギュラークラスに参加することをおすすめします。ワークショップやトレーニングのみを担当して、日常的なヨガクラスを担当していないというのは信頼できる先生でしょうか?レギュラークラスを教える講師を育てるトレーニングを、レギュラークラスを担当していない講師が教えているのは、不思議だなと思います。
ー確かにレギュラークラスを教えてない人に、レギュラークラスの教え方を教えてもらう、というのは不安かも。本当にその教え方でいいのかと思います。
守田:雑誌やイベントなどで出ているからといって、ヨガティーチャートレーニングでふさわしい先生とは限りません。広告などの兼ね合いで登場している方も多いのが現状です。
ーUTLでは、他スクールと比べてトレーニングを担当する講師の数が多いですよね。複数の講師からなるチームで教えている理由はなんでしょうか?
守田:専門性を高める大学では専門の先生から学ぶことが当たり前ですね。ヨガは、哲学、解剖学、アーサナやクラス作りにもそれぞれ深い学びが潜んでいます。さらっと終わってしまうのか、生涯役立つ学びをするのかは、実は講師のレベルが大きなカギになっています。
ー短期間、低価格のトレーニングでは1人の先生が教えている場合が多いようですね。
守田:1人の先生が全ての教科を指導する場合、どの分野もプロフェッショナルな学びを終えた超人のような人が指導しているのかと、いつも疑問に思います。また複数の先生が指導する場合も、全ての教科でヨガ指導経験が豊富な先生が担当しているか、チェックしてみてください。トレーニング指導歴が長く実績豊富な講師は、最強のサポーターになります。講師の豊かな経験なくして、受講者の引き出しを増やすお手伝いをすることは難しいです。講師の指導歴は必ず確認しましょう。
ーありがとうございました。
ヨガで首や手首を痛めるなど、けがを経験した人は7割もいるのだそう。これからの時代、指導者になるなら万が一の事故に備えておくことも必要です。
「UTLのトレーニングには、ヨガ指導を安全に行うための知識、技術を学ぶ安全講習会(3時間)が含まれています。安全講習会後には、インストラクター向けの保険『ヨガの保険™』に加入することができます。ヨガアライアンスもヨガインストラクターには保険加入を推奨しているんですよ」(守田さん)
開催が予定されている日程は以下の通り。ぜひチェックしてみてください。
2/22(土) 代々木から全国の提携ヨガスタジオにて同時生中継。
2/29(土) 青山
3/24(火) 表参道
4/19(日) 外神田 オーガニックライフTOKYO
詳細は「ヨガ安全指導員」ホームページをチェック
https://yoga-anzen.com
教えてくれたのは...守田あつ子さん
アンダーザライト ヨガスクールのスクール統括マネージャー。UTLおよび同スクールが主催するヨガイベントの企画・運営を担当している。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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