「なぜ、すぐ感情的になるの?」精神的に幼い人と楽に関わる2つのコツ
あなたの周りには「大人のはずなのに、どこか子供っぽさが抜けない」人はいませんか? それはもしかしたら、ピーターパン・シンドロームなのかもしれません。感情表現の豊かさに癒される反面、深く付き合うパートナーの場合、自分が疲れてしまう事もあるのでは。そんな人との関わり方を臨床心理士が解説します。
ピーターパン・シンドロームとは?
年齢的には大人なのに、精神年齢の低い行動や発言が目立ったり「ちょっと感情的すぎる…」と感じる人。その人たちは、もしかしたらピーターパン・シンドロームと呼ばれる心理状態なのかもしれません。
ピーターパン・シンドロームとは、1983年にアメリカの心理学者であるダン・カイリが提唱した概念で、年齢・身体共に大人と呼ばれる状態にあっても、心はまだ少年・少女のままのような感覚でいる人のことを指します。
ピーターパン・シンドロームにありがちな特徴
ピーターパン・シンドロームと呼ばれる人たちには以下のような特徴があります。あなたの周りの人は、いくつ当てはまりますか?
☑我が強いわりに、主張することが苦手
☑対人関係を結ぶことができずに孤立しがち
☑嫌なことがあると仕事であってもおろそかにしてしまう
☑身内には反抗的な態度を取る一方で、甘えや依存する様子が見られる
☑傷つきやすく不安定
ピーターパン・シンドロームと呼ばれる人たちは、人間関係を築くことや社会適応が苦手な一方で、身内に対しては我が強く、反抗的・乱暴な態度を取るというアンバランスさが大きな特徴と言えるでしょう。
なぜピーターパン・シンドロームになるの?
ピーターパン・シンドロームの原因はまだ解明されていません。一説によれば、養育者(主に親)の過保護・過干渉、いじめられたことによるトラウマ、自分への自信のなさや劣等感から回避したい気持ちなどが背景にあるのではと言われています。
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