「なぜ、すぐ感情的になるの?」精神的に幼い人と楽に関わる2つのコツ
ピーターパン・シンドロームの人と付き合うコツ
1.母親的なポジションで関わる
ピーターパン・シンドロームの人たちは、母性を強く求める傾向にあると言われます。これはウェンディ・ジレンマとも呼ばれ、童話『ピーターパン』に出てくるヒロインのウェンディのことを指します。ウェンディは、危険なことや子どもっぽい言動が多いピーターパンに対して、常に目を離さず世話をやくという、いわゆる「母親的な役割」を象徴します。こういった特徴を持つパートナーと関係を続けていくには、母親のような存在になることが求められているかもしれません。
2.過度に期待をせずに、長い目で育てていく
大人同士の付き合いや振る舞いを期待してしまうと、「なぜこんなことができないの?」とストレスに感じてしまうことが増えてしまいます。「今はまだその段階まで成長していないのだ」と思考を変えることで、パートナーと程よい距離感が生まれるかもしれません。さらに余裕が生まれたら、相手が自分のしてほしいことをしたらすかさず褒める、嫌だと思ったことや曲げられないことは譲らないなど、相手を育てていくことでパートナーが成長する可能性もあります。
ガマンする必要はない
ピーターパン・シンドロームの渦中にあるパートナーと付き合うということは、ガマンの連続、ストレスに感じることもあるでしょう。「好きだから付き合いたい」と思えるうちは、とことん向き合うのも良いと思います。しかし、少しでも自分の中に疑問を感じたら離れるという選択肢もひとつ。恋愛は、「どちらかが尽くす・尽くされる」というアンバランスな状態では続かず、お互いが対等な関係にあって成立するものです。ですから、うまくいかなくても「自分の忍耐が足りない」「私には愛がない」と自分を責めないでくださいね。付き合いっていくと決心した場合も、ガス抜きや気分転換できる機会を作り、あなたが苦しくならないようにバランスを保って付き合っていきましょう。
ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。Instagram: @maiminami831
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