つらい便秘はおなか・腸を刺激して解消|滞りを流す東洋学的メソッド

 つらい便秘はおなか・腸を刺激して解消|滞りを流す東洋学的メソッド
Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

東洋医学によると、だるさや気分の落ち込み、心身の調子がダウンするのは「気滞」といって気(エネルギー)の流れが停滞したときや「熱」が下がったとき。また、交感神経が過剰に高まると、腹部に熱が溜まって便秘を引き起こすしやすくなるので、逆転ポーズでこの湿熱を鎮静するのがおすすめ。ヨガインストラクター・鍼灸師の佐久間涼子先生に、お腹の熱を手放すヨガポーズを教えてもらいました。

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熱が鬱滞して起こる便秘に|強めの刺激を与える2つのヨガポーズ

低気圧で便秘がひどくなるときは、交感神経が過剰に高まり、熱がお腹に溜まって水分がなくなることが原因のひとつ。この熱を放散させるために、腹部を圧迫刺激するマラーサナや、お腹を伸ばして腸を活性化させるバックベンドが効果的。バックベンドは背中にあえて熱を生み、ポーズから離れたあとに溜まっていた熱を冷ます効果もあります。

POSE1:マラーサナ

1.両足を腰幅に開き、膝頭とつま先の向きを合わせて少し外向きに。吸って両手を天井へ。

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photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

2.吐きながらしゃがんで胸の前で合掌。膝頭とつま先を同じ方向に、背骨は伸ばして、肘で膝を外側へ押しながら胸を開いて5呼吸キープ。

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POSE2:バックベンド

1.仰向けで膝を立て、手先を肩側に向けて両手を床につく。肘は開かないよう手首の上にセット。

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2.お腹ではなく胸を引き上げることを意識して、体をぐっと持ち上げる。首はダランと脱力、辛い人は頭頂を床に下してもOK。 5呼吸キープ。

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教えてくれたのは…佐久間涼子先生
ヨガインストラクター・鍼灸師。ヨガ指導歴15年。近年は鍼灸師としてファンクショナルに心と身体へ作用するヨガを提供。『THE BASIC』という「ヨガの基礎と基本」のヨガプログラムを主宰し、都内で毎月定期的に開催中。

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Hair&Make-up by Mayumi Tsuchiya(FIX-UP)
edit&text by Ayako Minato
yoga Journal日本版Vol.67掲載



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