あなたはどのタイプ？ 便秘タイプ診断と便秘解消ヨガ

便秘にはタイプがある？！

便秘には、主に５つのタイプがあります。もちろん、あなたの体調によって複合的になっていたり、原因は1つでないことも。まずはどのタイプに当てはまりそうか、チェックしてみましょう！

タイプ1 ダイエットしすぎ系便秘

食事の量を減らすことで、そもそもの便の材料が少なく、スッキリと排便できないことが原因。また、食物繊維などの栄養の不足からも、便が出づらくなっていることもあります。

タイプ2 運動不足系便秘

大腸の筋力の低下により、便をした方向に押し出す力が弱いことが原因。運動不足の人や高齢者に多いと言われています。弛緩性便秘と呼ばれています。

タイプ3 生活の乱れ系便秘

タイプ2は大腸が原因でしたが、生活の乱れ系便秘は肛門に近い直腸の働きが鈍くなることが原因。朝の排便時間が取れなかったり、仕事が忙しくて出したい時間に出さず我慢することが重なるとなりやすい。

タイプ4 ストレス系便秘

ストレスにより自律神経が乱れてしまっていることが原因。便秘と下痢を繰り返すこともあり、けいれん性便秘と呼ばれている。

タイプ5 月経前系便秘

月経前は女性ホルモンの1つであるプロゲステロンの働きにより、体内の水分を維持しようとするため、大腸が多くの水分を吸収しようとします。そのため便の水分が減って硬くなり、便秘気味になりやすいこともあります。

タイプ別ヨガ的対処法とは？

あなたにの便秘にあったポーズを取り入れて、つらい便秘から抜け出しましょう！

タイプ1 ダイエットしすぎ系便秘

ダイエットを止めれば改善することは間違いありませんが、そう簡単にもいきません。まずは栄養のバランスを整えて無理なダイエットを行わないように気をつけましょう。その上で、オススメなのが腹筋を使うポーズ。ナバーアーサナで腹筋に刺激を入れると、お腹を動かすことで排便を促す効果と、お腹が引き締まり暴飲暴食を抑える効果も期待できます。

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タイプ2 運動不足系便秘

体全体の運動量を増やすのにオススメなのが、太陽礼拝。太陽礼拝のシークエンスは、体を伸ばす動きと縮める動き、または前屈と後屈が含まれており、全身運動をくまなく使うことができます。ジワリと汗をかいた後は、水分補給もしっかりと。

タイプ3 生活の乱れ系便秘

忙しくて排便のタイミングを逃してしまうことなどてなりやすいこのタイプの便秘には、まずは落ち着いてタイムマネジメントできる力が大切。便秘に直接効くポーズよりも、瞑想や呼吸法がオススメです。夜寝る前はスカーサナで心を落ち着かせて。

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朝起きた後は、カパラバティというお腹を使う呼吸法で頭をスッキリとさせましょう。

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タイプ4 ストレス系便秘

ストレス系の便秘は、自律神経を整えながら下腹部にも程良い刺激を入れたいですよね。アルダマッツェーンドラーサナなど、ねじるポーズを、深くゆっくりと呼吸しながら行いましょう。

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タイプ5 月経前系便秘

月経前は体のむくみを感じて、水分補給を控えがちになりますが、それが余計に便秘をまねく元にもなります。まずは水分をしっかりととりつつ、下半身のむくみと便秘、さらに月経前の心のゆらぎもにも効果が期待できるジャーヌシルーシャーサナで優しくケアしていきましょう。

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まとめ

どのタイプの便秘であっても、日頃の生活習慣を整え、食事、睡眠、適度な運動のバランスを整えるのが1番です。薬などで一時的な対処を繰り返すのではなく、根本をしっかりと見つめて、自分の体を大切に扱ってあげたいですね。

ライター／伊藤香奈
ハワイで全米ヨガアライアンス200時間を取得後、日本シェア1位のヨガマットブランドにて商品開発、新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成・輩出する。2017年に、ヨガインストラクターのビジネスサポートを行うコンサルタントとヨガライターの活動をスタート。現在はヨガライターの養成にも力を入れている。

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