POSE & BODY
妊娠しやすい時期は?体内では何が起きている?産婦人科医に聞くホルモン知識
広告
排卵後、妊娠に至るまでのサイクル
妊娠に至るまでには、体の中で様々な営みが行われています。女性なら知っておきたい排卵から妊娠までの過程をクローズアップ。
妊娠の仕組み
1.卵巣で卵子が成熟すると月に一度排卵が起こる。
2.その卵子が卵管采にピックアップされ待機していた精子と受精。
3.受精卵は細胞分裂を繰り返し卵管を経て子宮内に運ばれ、着床すると妊娠が成立。
排卵前・後では「子宮」の状態が大きく変化
「排卵前は、女性ホルモンのエストロゲンの作用で子宮内膜の厚みが増し、排卵後はプロゲステロンによって受精卵が着床しやすいフカフカな状態に。女性ホルモンの分泌が不安定で、子宮内膜を着床に適した状態に保てないと妊娠しにくくなることも覚えておきましょう。」(鶴巻先生)
精子の働きをサポートする「頸管粘液」とは
また、排卵の4~5日前から子宮の入口で頸管粘液(けいかんねんえき)が分泌されます。
「通常は粘性が高いのですが、排卵に向けてエストロゲンが作用し、精子が通過しやすいようサラサラになるんです。しかも、普段は酸性に保たれている膣内が、弱アルカリ性の頸管粘液によって酸が弱まり、酸性に弱い精子が活発に動けるようにサポートしています。また、頸管粘液の分泌が少ないと、子宮の中に精子が入りにくい原因に。」(鶴巻先生)
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
広告
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く