息を吐き切れている?仙骨は立っている?|ヨガ講師が必ず伝えること5つ

 息を吐き切れている?仙骨は立っている?|ヨガ講師が必ず伝えること5つ
Shoko Matsuhashi
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3.息は吐ききる

アーサナの練習は本来、呼吸を深めるために行います。そう聞くと息をたくさん吸うことに意識が向きますが、吸うためには吐ききる力が必要。息を吐くときに使う筋肉をほぐす&鍛えるワークを行い、吐ききる力を高めて。

吐ききる力をつける「肋間マッサージ」

肋骨間の筋肉が硬いと肺を圧迫し呼吸がしづらい。肋骨の間に指を入れて端から端までスライドさせ、まんべんなくほぐす。すべての肋骨間で同様に行う。

有名ティーチャーたちの「生徒に必ず教えていること」②
photo by  Shoko Matsuhashi

吐ききる力をつける「キャットスプリット」

四つん這いになり腕と脚を対角線上に伸ばし、8呼吸。息を吐くときに働く腹横筋を集中的に鍛える。反対側も。

有名ティーチャーたちの「生徒に必ず教えていること」②
photo by  Shoko Matsuhashi

4.仙骨を立てる

座位のポーズは、仙骨が床と垂直になっているか確認。仙骨が立つと土台が安定、背筋が伸びて自然と胸が開き呼吸が楽にできます。反り腰だと胸が張りすぎて、猫背は胸が閉じて呼吸が苦しく、体も不安定になり本来のポーズの効果が得られません。

仙骨を立てられているか確かめる方法

仙骨にブロックをあて腰との間に隙間がなければOK。

有名ティーチャーたちの「生徒に必ず教えていること」②
photo by  Shoko Matsuhashi

ブロックとの間に隙間があるとNG

猫背は下部に隙間ができる。

有名ティーチャーたちの「生徒に必ず教えていること」②
猫背/photo by  Shoko Matsuhashi
反り腰は上部に隙間ができる。
有名ティーチャーたちの「生徒に必ず教えていること」②
反り腰/photo by  Shoko Matsuhashi

5.今、体に起こっていることに集中する

ポーズ中、体の「今」に集中することは、何にもとらわれていない「サットヴァ」な心の状態になる近道。サットヴァはヴェーダ哲学の教えでヨガが目指す心の状態。意識が今ここにない状態で練習してもサットヴァな心にはたどりつけません。呼吸や体温など、観察しやすいポイントから「自分の体に起こっていること」に集中を。
POINT:呼吸・動き・体温・マットの感触

有名ティーチャーたちの「生徒に必ず教えていること」②
photo by  Shoko Matsuhashi

教えてくれたのは…佐藤ゴウ先生
IHTA理事、ヨガインストラクター。YMCにて各クラスを担当。ヨガ哲学を伝え、心身の繊細な感覚を見つめる「感じるヨガ」を展開している。各地でのヨガイベントでも活躍中。 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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photos by Shoko Matsuhashi Sayaka Ono
illustration by Nanayo Suzuki
text by Ai Kitabayashi Ayako Minato
yoga Journal日本版Vol.66掲載



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