科学的にも効果を実証!人間関係を改善する「慈悲の瞑想」とは?
4.嫌いな人々への慈悲
最後の段階は、自分が嫌いな生命に慈悲を向けていきます。しかし、自分の嫌いな人に慈悲を向けることは大変です。準備も必要です。この段階は、準備ができたなと思ったら追加してみましょう。
「私の嫌いな生命が安全でありますように
私の嫌いな生命が健康でありますように
私の嫌いな生命の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな生命の願いごとが叶えられますように
私の嫌いな生命の気持ちが安定しますように
私の嫌いな生命が幸せでありますように」
「私を嫌っている生命が安全でありますように
私を嫌っている生命が健康でありますように
私を嫌っている生命の悩み苦しみがなくなりますように
私を嫌っている生命の願いごとが叶えられますように
私を嫌っている生命の気持ちが安定しますように
私を嫌っている生命が幸せでありますように」
慈悲の瞑想では、言葉をアレンジすることができます。自分がしっくり来る言葉や表現に変え、実践しやすいようにアレンジしましょう。
今回は慈悲の瞑想を紹介しました。慈悲の瞑想を実践し、共感性や自他への思いやりを高め、人間関係を向上させましょう。瞑想は継続が大切です。はじめから長時間実践せず、少しずつ無理のないペースで続けていきましょう。
ライター/石上友梨
臨床心理士/公認心理師 大学・大学院と心理学を学び、警視庁に入庁。職員のメンタルヘルス管理や、心理カウンセリング、スポーツ選手へのメンタルトレーニングなどを経験。ヨガや瞑想を本場で学ぶためインド・ネパールへ。全米ヨガアライアンス200取得。現在は認知行動療法をベースとした心理カウンセリング、セミナー講師、ライター、ヨガインストラクターなど、活動の幅を広げている。また、発達障害を支援する活動にも力を入れている。
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