運動やスムージーだけでは痩せない?ダイエットに関する5つの誤解
誤解2:1日の中で少量を何回にも分けて食べる
1回の食事量を減らして回数を増やすと新陳代謝が高い状態をキープでき、元気に過ごせると信じている人も少なくありません。ダイエットに効果的だと聞いて実践してみたけど、効果がないといった声も聞きます。それはなぜでしょうか?
効果的ではない理由
私たちの消化力は車に例えることができます。いつもエンジンをかけた状態だと消耗が激しいですよね。つまり、何回にも分けて食べると消化器官に負担がかかるということです。消化器官を休ませてあげるようにしましょう。私たちの消化力は、体やマインドの機能と密接に関係しています。アーユルヴェーダでは、消化が適切に行われていることが健康の基本だと考えます。食べ物が適切に消化されないとどういったことが起きるかというと、アーマ=代謝毒素となりたいないに残ります。アーマが蓄積されると体重が増加します。質の良い脂肪は体に良いものです。
誤解3:グリーンスムージーやジュース
巷ではグリーンスムージーやジュースクレンジングなどが流行っていますよね。あちらこちらでスムージーやジューススタンドを見かけます。野菜が体に良いことはみんな知っています。それなのに体重が減らないのはどうしてでしょう?
効果的ではない理由
アーユルヴェーダの良い食べ方の考えに「オーグメンティング(増大する)」と「エクストラクティブ(抽出する)」があります。体をバランスの良い状態に保つには、体とマインドを育み栄養を与えるオーグメンティングの食べ物(例えば、サツマイモ、ズッキーニ、ビーツ、全粒穀物など主に甘味を持つ食べ物)を、クレンジング作用を持つエクストラクティブの食べ物(例えば、ブロッコリー、ケールなど濃い緑の葉野菜で、主に苦味と渋味を持つ食べ物)よりも、多く取る必要があります。グリーンスムージーやジュースは濃縮されていて、特にエクストラクティブの質が強調されるため、飲み過ぎるとヴァータのバランスが乱れ、アグニが弱まることがあります。私たちの体とマインドは、オーグメンティングの食べ物を求めてバランスを取ろうとします。適切な量の穀物や甘味を持つ野菜の摂取が十分でなければ、チョコレートやケーキ、クッキー、砂糖たっぷりの食べ物を大量摂取する傾向にあるため、結果体重増加につながります。
また、液体にすると固形で食べるよりも大量の野菜や果物を摂取できるため、食べ過ぎる傾向にあります。体は固形の時と同じようにしか消化できないため、アグニを弱め、毒素の蓄積や、さらなるバランスの乱れの原因となります。
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