運動やスムージーだけでは痩せない?ダイエットに関する5つの誤解
誤解4:スーパーフード
アサイー、グレープフルーツ、黒豆、ブロッコリー、ヨーグルト、卵、ナッツなどスーパーフードと呼ばれる食材を挙げ始めればきりがありません。きっと皆さんもどれか試したことがあるのではないでしょうか?
効果的ではない理由
まず前提として、どんな食べ物でも過度に摂取すれば体とマインドのバランスを乱します。次に、オーグメンティングとエクストラクティブのバランスは毎食重要だということです。エクストラクティブの食べ物(葉野菜、豆、ナッツなど)を食べ過ぎると、消化がスムーズにいかなかったり、体が内側から乾燥したり、アグニが弱まりアーマ(毒素)の蓄積が始まります。関節に問題が出てくることもあるでしょう。
さらに、本当に私たちを満足させるのは「味のバランス」です。お皿の上に6つの味がバランスよく含まれていると、食に関する強い欲求や過食から自由でいられます。1つの味に偏りすぎたり、6つの味のバランスを無視すると、調和が乱れます。
私たちは、ホリスティックな視点から体とマインドを観察し、ひとつひとつの食材が私たちに与える影響を見極める必要があります。他の食材と組み合わせるとバランスが取れる食材が、単独や大量に食べることでアグニを弱め、未消化物として蓄積され体重増加の原因となります。
新鮮でバランスの取れた食事を適量食べていれば、私たちは体を操作する必要がありません。体は自然にどうすれば良いのか知っているからです。「シンプル」、「ほどほど」、「バランス」、「一貫性」がベストです!このキーワードを忘れずに食事をしていれば、長期で理想の体重を維持できるはずです。
誤解5:サラダ
サラダはいつだって健康的な選択だと思い込んでいる人がまだまだ多いようですが、これも大きな誤解です。
効果的ではない理由
栄養面から見ていきましょう。サラダの多くは栄養価が低いと言えます。レタスは水分ばかりで残念ながら栄養はほとんど含まれていません。必要な栄養を吸収できないため、体はオーグメンティングの食べ物の持つ甘味や塩味を強く欲するようになります。甘いものへの強い欲求を満たしていれば、体重が増えるのは避けられません。また、生野菜は体にとって消化が難しくアグニが弱くなりがちです。アーユルヴェーダでは、消化の働きを助けるためにいつも軽く調理することを推奨しています。信じがたいですか?生のニンジンを食べて体感してみてください。
この投稿ではアーユルヴェーダの視点から、今流行りのダイエットに関する誤解について解説しました。自然やアーユルヴェーダの基本原則に寄り添ったライフスタイルは、自然にあなたの理想の体重に導いてくれるだけでなく、無理に操作しようとしたり、悩んだり、楽しみを奪われることなく、自然とその体重を維持できるでしょう。
サステイナブルな体重管理への道を歩み始めるきっかけとなりますように!
ライター/マイラ・リューイン
アーユルヴェーダとヨガを30年以上学び実践する。何千人ものクライアントが本来の自然なバランスのとれた健康を取り戻し、依存症や摂食障害、自律神経失調症をはじめとする数々の問題を克服するのを支えてきた。ニュージーランドを拠点とするHale Pule アーユルヴェーダ & ヨガの創設者・代表として、この2つの変容の科学を学び癒しを得るための幅広い機会を提供する。その内容は、アーユルヴェーダ・ヘルス・コンサルテーションからヨガ・アーユルヴェーダ指導者養成コースにいたるまで多岐にわたる。栄養学とアーユルヴェーダの2方面からコンディションづくりをサポートする食事と、ヨガのクラスが愉しめる今最も注目のコンセプトショップ「THE_B」にて、アーユルヴェーダメニューを監修。
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