POSE & BODY
理学療法士が指南|手をつくヨガポーズが上達する「肘関節」の使い方
解剖学は体を正しく使うための手引書。けが予防だけでなく、パワフルかつ効率よく動くためにも役立ちます。そこで「関節の使い方」を一歩踏み込んでご紹介。「関節のニュートラルな位置=中立点」を知ることで、効率よく体幹の力を末端に伝え、安定したヨガポーズをとることができます。教えてくれたのは、理学療法士でヨガインストラクターの中村尚人先生。今回は、プランクポーズとキャット&カウで「肘の中立点」を学びましょう!
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肘の中立点を知る
腕で体重を支えるポーズでは、肘の角度が大事です。曲げすぎても反らしすぎても体幹がうまく働きません。肘を正しく伸ばして肘関節を中立にすると、体幹の力(前鋸筋と外腹斜筋)で床を押せるようになります。
プランクポーズの場合
ステップ1:中立点を保って体幹の力を手に伝える
体幹の力が手に伝わるように肘関節を正しく伸ばしましょう。前鋸筋と外腹斜筋が働いて、楽にキープできます。
HOW TO
肩・肘・手首が一直線になるように手をつく。腕と肩の力をできるだけ抜いて、腕の付け根の体幹部から床を押す。
NG:肘を曲げすぎる
肘が曲がると、上腕三頭筋、大胸筋、三角筋が過剰に働いて疲れてしまう。
NG:肘を反る
肘を反らせて関節をロックした状態は靱帯に負担がかかる。関節痛の原因に。
ステップ2:肘の曲げ伸ばしで適正を探す
プランクポーズで肘を軽く曲げ伸ばしして、肘関節の正しい位置を探します。曲げすぎ、反りすぎの位置を知ることで、中立点が見つけやすくなります。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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