すぐに寝落ちするのは「睡眠負債」を抱えている証拠?【ヨガと睡眠#12】

 すぐに寝落ちするのは「睡眠負債」を抱えている証拠?【ヨガと睡眠#12】
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井上敦子
井上敦子
2019-09-18

『なかなか寝付けない』『眠りが浅い』等、睡眠に関する悩みを抱えていませんか?日本では、一般成人の5人に1人が睡眠に関する悩みを抱えているといわれています。多くの人が抱える睡眠に関する悩み。ヨガの実践が、その睡眠の質を上げることは広く認知されている事実です。ここでは、ヨガ的観点から睡眠の質を向上させていく方法をご紹介していきます。

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「睡眠負債」を抱えていませんか?

「睡眠負債」という言葉を聞いたことがありますか? 睡眠負債とは、睡眠不足がまるで借金のように積み重なって、あらゆる心身の不調を引き起こす状態のこと。最近よく耳にするようになったこの言葉ですが、日本は睡眠負債大国と呼ばれているほど、私たちの国では睡眠不足が深刻な問題となっています。

睡眠負債の怖いところは、「睡眠不足である」という自覚がない点にあるといいます。日中眠気があったり、ベッドに入るとすぐ眠りに落ちてしまったりすることがあるなら、自覚がないうちに睡眠負債予備軍になっている可能性も。

最適な睡眠時間には個人差があるものの、大多数の人は6.5時間から7.5時間の範囲内に収まります。しかしながら、平成29年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の平均睡眠時間は6時間未満がなんと4割!本当は7時間の睡眠が適切という人が、普段の睡眠時間が5時間だとすると、そのマイナス2時間が睡眠負債として日々蓄積していくことになります。仕事の生産性が下がっていたり、何となくの不調が続いたり、眠気が抜けなかったり。生活の中で何らかの不調を感じていて、睡眠負債を抱えているかも?と思われたのなら、日々の睡眠を一度見直してみましょう。今回の【ヨガと睡眠】では、睡眠負債の目安となる「寝落ち」をテーマに、ヨガニードラの練習についても触れていきます。

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