東京ヤクルト販売が社内にヨガスタジオを新設、取締役自ら社員にヨガ指導!その狙いとは?

 東京ヤクルト販売が社内にヨガスタジオを新設、取締役自ら社員にヨガ指導!その狙いとは?
Kenji Yamada
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ヨガで心身を整え「明日から、また頑張れる」と思ってくれたら嬉しい

――取締役である清水さんご自身がヨガの指導をされていますが、どのようなきっかけでヨガ指導者資格を取得されたのでしょう?

健康な心と体を保つには、マインドバランス、ボディバランスを整えることが必須と、私自身考えています。ヨガは単なるスポーツや競技ではなく、日々の修練を通して、マインドバランス、ボディバランスを整えることができ、さらに自分を見つめ直し、内省できるものです。そうした恩恵に預かることができるからこそ、2000年以上の歴史を経て、現代に受け継がれてきていると思うのです。その長い歴史の一編を、私も担うことができたら、とても素敵なことだと思い、指導者資格を取得しました。

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photo by Kenji Yamada

――ヨガを取り入れることで、社員にどのような変化を期待されていますか?

当社には「何事もあきらめず、信念をもって最前を尽くす」という行動指針があります。この指針を掲げている以上、仕事では厳しく指導をしています。一方で、1日8時間を共に過ごす社員は家族も同然です。厳しさだけでなく、愛情もきちんと感じてもらえるように、ヨガの時間は仕事や地位、責任やしがらみなどを一切忘れて、みんなで一緒に呼吸を合わせるようにしています。笑いながら、ときに顔を歪めながら汗を流す。社員がイキイキとヨガを行うこと自体が、変化だと思っています。「明日からまた、なんとなく頑張れる気がする」「明日からまた、なんとなく笑顔になれるような気がする」「明日からまた、なんとなく上を向いて歩けるような気がする」。そんな風に思ってもらえたら、嬉しいですね。

――ヨガのレッスンを始めてみて、社員の反応はいかがです?

仕事が終わってから、レッスンを行っていますが、仕事中よりも明らかに(笑)、表情が明るく笑顔が多くなり、肌もツヤツヤと輝いて見えます。レッスンに参加してくれる社員は、自分なりにヨガとの付き合い方をつかみ、「健康と美しさの喜び」を実感してくれているように感じます。また、ふだんはメールや電話のやりとりだけで、なかなか顔を合わす機会がなかった社員同士がヨガを一緒に行うことで、コミュニケーションがとりやすくなったという話も聞きます。仕事を円滑に行う助けにも、ヨガのレッスンが役立っているようです。

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photo by Kenji Yamada

安全に楽しめて、かつ飽きないように、レッスン内容を工夫

――レッスンを行う際に心がけていることは、どんなことですか?

参加者のほとんどがヨガ初心者なので、ヨガの楽しさを伝えることをメインに、レッスンの構成を考えています。レッスン時間の80分間で、どれだけみんなを笑顔にでき、汗を流す充実感を味わってもらえるかが、ポイントですね。そのためにも、安全に楽しめる強度やレベルを考え、飽きないように、毎回レッスン内容を変えています。レッスン中は、私がポーズの見本をとり、体の使い方や動きを理解してもらいながら、ゆっくり行うことを心がけています。また、ヨガの時間は、私にとって社員とコミュニケーションをとる最高の機会なので、あえてアジャストを多くとり、みんなとの距離を縮めるようにしています。そうして優しい気持ち、感謝の気持ちを共有できる雰囲気を作り、マインドバランスの調整も行っています。

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レッスンが始まると、ヨガ講師の表情に変わる清水さん/photo by Kenji Yamada

 

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photo by Kenji Yamada
text by Minako Noguchi



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