やる気がでない…「梅雨だる」の原因・水毒度チェック&セルフケア法

 やる気がでない…「梅雨だる」の原因・水毒度チェック&セルフケア法
Getty Images
磯沙緒里
磯沙緒里
2019-07-16

長い梅雨も終盤に差し掛かると、体がだるい日が続いたり、やる気が出なかったりとなんとなくの不調を感じる方が増えてきます。そんな不調を放置したまま夏に突入するとそのまま夏バテへと繋がることも。今回はそんな梅雨の不調の原因を知って対策し、生き生きとした夏を過ごす準備をしましょう。

広告

「梅雨だる」ってどうして起こるの?

天候と体調の関係性は深いもので、梅雨時期に長い雨が続くと私たちの心身にも影響を及ぼしやすくなります。天候不良が続くと、なんだかやる気が出ないし体調も不安定なんて方も多いのではないでしょうか?これらの心身の不調のことを「梅雨だる」といいます。それでは、「梅雨だる」はどうして起こるのでしょう?

梅雨時に雨の日が続く日本は、気圧が低く湿度が高い状態にあります。低気圧の影響による自律神経の乱れと、湿度が高い日が続くことによる「水毒」によって体調が崩れやすくなり「梅雨だる」へと繋がります。

まず、自律神経には体を活発にする交感神経と体を休ませようとする副交感神経があり、通常は生活リズムによって2つの自律神経がバランスを取って働いています。しかし、梅雨時期は雨の影響でこのバランスが崩れやすくなり、低気圧の影響で副交感神経が優位になりやすく、日中の活動時間にも体は休息モードのままでどうにもやる気がでない状態に。この状態で無理にがんばろうとすると疲れやすく、いつもと同じように活動していてもだるさを感じてしまうのです。

そして、「水毒」は梅雨の湿度が高い時期や夏に起きやすく、体内に必要以上に水分を溜め込み、水による不調を招くことをいいます。夏の水毒は代謝が悪かったり、冷え症の人に多いですが、梅雨時は誰にでも起こり得ます。高い湿度の中で生活し続けることで次第に水分代謝が落ちていき、余分な水分が排出できなくなることで、だるさや疲れ、冷えなどの不調を引き起こします。

「水毒」度チェックと対策をしましょう

水毒について知ったところで、実際に水毒度をチェックしてみましょう。以下のチェックシートで当てはまる項目はいくつありますか?

☑体がむくみやすく、重く感じる
☑疲れやすく、だるさがある
☑頭痛やめまいがある
☑お腹を触ると冷たい
☑舌を噛むと歯型がつきやすい
☑下半身が太い
☑ぽっこりお腹
☑二重アゴやまぶたが腫れぼったい
☑のどが渇きやすい
☑汗をたくさんかく
☑1日に1.5リットル以上の水分を摂っている
☑頻尿or1日に3〜4回しか尿が出ない
☑鼻水や痰、唾がよく出る
☑気分にむらがあったりイライラしやすい

以上の項目のうち5つ以上当てはまったら水毒度が高いです。あなたのだるさは水毒による梅雨だるかもしれません。対策をしてあげましょう!体の余分な水分を排出するためには体を温める必要があります。そのため、以下の2点に気をつけましょう。

水分の摂り方に気をつける…水分補給は必要ですが、一気にたくさん飲まないでちびちびと頻繁に飲みましょう。また、常温や白湯を飲むようにしましょう。

温かい物を食べる…夏野菜は体を冷やす作用があるので、熱を加えたり発酵食品として摂るといいでしょう。特に朝食には温かいものを摂るようにしましょう。

さらに夏冷え対策も参考に体を温めていきましょう。

「梅雨だる」対策のヨガポーズを行いましょう

梅雨だるの原因となる自律神経の乱れと水毒対策にはヨガが有効です。お勧めポーズを3つご紹介します。梅雨だる症状を感じたらヨガで対策をしていきましょう。通して行う場合は上から順番に行います。

アルダマッツェーンドラーサナ

アルダマッツェーンドラーサナ
YJ US

パリヴルッタパールシュヴァコーナーサナ

パリヴルッタパールシュヴァコーナーサナ
YJ US

ウッタナシショーサナ

ウッタナシショーサナ
YJ US

ライター/磯沙緒里さん
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出会い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンでのレッスンを行う。雑誌やウェブ、イベントなどでのヨガコンテンツ監修のほか、ヨガ関連のコラム執筆も手がける。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

アルダマッツェーンドラーサナ
パリヴルッタパールシュヴァコーナーサナ
ウッタナシショーサナ