むくみ、PMS、イライラなどの生理の悩みを解決!女性が知っておくべき生理のお話【ヨガ×女性性】
生理のしくみを知ろう!
前ページのチェックはいかがでしたか?正解は、7個ある項目のうち、前半4つは正解、後半3つは正しくありません。1つ1つ解説していきます。
(○)生理は平均で28日周期でやってくる
個人差があり、25〜38日周期が正常の範囲と言われています。また、1サイクルあたりの月経期間は3〜7日間が正常です。
(○)生理とは、妊娠の準備のために厚くなった子宮内膜を排出するサイクルを言う
子宮の中では、子宮の内側の壁を厚くして赤ちゃんのためのベッドを毎月用意しています。妊娠が成立しなかった場合、また新しいベッドを用意するために子宮内膜を経血とともに排出します。
(○)生理が完全になくなる閉経は、平均的に50歳くらいだ
個人差はありますが、12歳前後で初めての生理(初潮)を迎え、50歳前後で閉経すると言われています。しかし、生理がある間はずっと妊娠ができるわけではありません。生理の有り無しと、卵子の状態はイコールではないことも知っておきましょう。
(○)体の冷えにより生理痛がひどくなることもある
生理痛は様々な原因により起こりますが、冷えによって痛みが強くなることがあります。生理では、子宮内膜を排出するため子宮を収縮させるように脳から指令が出されます。しかし体の冷えで血の巡りが悪くなると、子宮の水分が不足し乾いた土壌のように硬くなっているため、収縮しづらい状態に。脳の司令通りに収縮が行われないと、「もっと収縮させるんだ!」と追加司令がきて子宮が強く収縮しようとするため、生理痛が強くなることもあります。
(✖)生理の1回の経血量は350mlのペットボトルくらいだ
経血量は人と比べることができないため、自分が多いの少ないのかを判断するのは難しいですよね。1回の生理の経血量は、20〜140ml、50〜60gが平均とされています。コップ1杯が平均して200mlと言われているので、コップに半分くらいの量と考えるとわかりやすいでしょう。日中でも夜用のナプキンを使っている、普通のナプキンでは1時間もたない、という場合は、過多月経の可能性があるので専門医に相談してみましょう。
(✖)卵子は20代から30代にかけて数が増え、年齢とともに減っていく
卵子の数は、実はお母さんの中にいる時にピークを迎え、お母さんのお腹から産まれてくる時にはすでに3分の1にまで減っています。その後、卵子の数は減り続けて閉経を迎えるころにはゼロになると言われています。卵子の数が増えることはありません。
(✖)PMSがひどいと、その分更年期症状は軽くなると言われている
閉経を挟んだ前後10年間を更年期と呼び、その間は女性ホルモンの減少などの変化により様々な不調が現れます。その間の不調を更年期症状と呼びます。動悸やのぼせ、発汗などの自律神経失調症状や、やる気にならない、落ち込むなどの精神的な症状もあります。海外では、PMSがあった人はなかった人に比べて、更年期にホットフラッシュや抗うつ気分、性欲低下や不眠などの症状が出るリスクが高いという研究結果があります。今のPMSに対して正しい知識を持ち対処をすることで、将来的にも快適に過ごせる可能性が高くなるのです。
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