つらい肩こり解消エクササイズ|理学療法士が提唱!ストレッチじゃ効かない肩こりの治し方

 つらい肩こり解消エクササイズ|理学療法士が提唱!ストレッチじゃ効かない肩こりの治し方
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堀川ゆき
堀川ゆき
2019-06-19
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肩こりを2つのタイプに分けてみる

肩こりの方の姿勢は人それぞれで一概には言えませんが、今回は2つのタイプに分けてみたいと思います。

1「猫背」タイプ

「猫背」は、肩こりの方に多い姿勢です。姿勢を横から見たとき、頭の位置が肩よりも前に出ています。具体的には胸椎が過後弯で頭部が前方位にある状態をいいます。頭部が前方にあるということは、首の後ろの筋肉が引っ張られながら頭の重さを支える必要があり、その緊張状態が続くと結果的に肩こりを引き起こします。僧帽筋上部、肩甲挙筋、菱形筋がすべて伸ばされている状態が常に続いている姿勢です。

猫背
Photo by Yuki Horikawa

2「胸張り」タイプ

立ち姿もキレイで一見姿勢は良いのに、肩こりを自覚している方がこちら。ヨガの愛好家にありがちな印象です。良い姿勢を保とうとして、両肩を必要以上に後ろに引いて胸を張り過ぎることで、胸椎本来の自然な後弯がなくなり胸椎がストレート、もしくは前弯してしまっているのです。「いつも姿勢良いねと言われるけど、実は肩こりです」という方はこのタイプかもしれません。

胸張り
Photo by Yuki Horikawa

理想的な姿勢とは

僧帽筋上部、肩甲挙筋が伸ばされてしまっていて、菱形筋は縮んだ状態が常に続いている姿勢です。本来の背骨は、横から見た時に頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯、仙骨と尾骨は前弯のS字カーブを描いていることが理想です。そして上半身は、耳垂(耳たぶ)と肩峰と大転子が、床から引いた垂直線上に一列に並んでいることが良いとされています。

理想的な姿勢
Photo by Yuki Horikawa

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