仏教由来の瞑想法「慈悲の瞑想」に31日間挑戦! 体験後に起きた変化は?
「慈悲の瞑想」とは何か?
私は恨み、憤り、嫉妬、比較といった自分の感情に度々葛藤することがあったため、以前から「慈悲の瞑想」には興味を持っていました。これらの感情というのは一般的でよくあることではありますが、この種の瞑想を行うことでもっと優しく愛ある方法でこれらの感情を表現できたらと思いました。そして同僚や家族、友人やパートナーに対してもっと理解を示し、思いやりを持てたらとも思っていました。今回のチャレンジを始める前は正直言ってあまりこのプラクティスについて知らなかったので、「慈悲の瞑想」のエキスパートであり、ニューヨークタイムスが選んだベストセラー作家でもあるシャロン・ザルツバーグさんにコンタクトし、私の瞑想の旅をガイドしてもらえるよう依頼をしました。
「慈悲の瞑想」はマントラを繰り返し唱える瞑想法を用いて、自分の人生に関わる人々にも幸せが訪れるように祈ります。「呼吸法の代わりに主要なテーマとして、あるフレーズ(マントラ)を静かに繰り返します。そしてそのフレーズは誰かへのギフトでもあります」とザルツバーグさんは述べます。
「慈悲の瞑想」のマントラ
ザルツバーグさんは今回私が瞑想にチャレンジするに当たり、最も一般的なマントラに集中するよう薦めました。
私が安全でいられますように
私が幸せでありますように
私が健康でありますように
私が安心して暮らせますように
私がするべきことはひたすらこのフレーズを繰り返すことでした。そして自分に関わる人々のことを思いながら行うときは、「私が」ではなく「あなたが」に変えるだけです。
ザルツバーグさんはこう述べます。「集中力を欠くこともあるでしょう。でも全く悪いことではありません。私たちはそもそもそういう生き物なのです。集中力が本当に重要になるのは、本当に自分を見失ってしまったときなのです。そんなときこそ、優しく物事を受け流すことができるようになるチャンスなのです。もっと自分たちに優しくなって、やるべき事に向き合うことができるのです」。
ザルツバーグさんの知恵のおかげで座り姿勢で行う瞑想のプラクティスに新たな希望を見出すことができました。私はこれまで「正しく行わなければいけない」というプレッシャーを自分にかけ過ぎて、初心者として何か新しい物事を探求するという心のゆとりを忘れつつありました。本来、心にゆとりを持つことこそが、自分をもっと優しく穏やかに愛することができる素晴らしい方法なのです。
そこでこの瞑想チャレンジに関しては以前と異なった気持ちでこう述べたいで。しばらく完璧にはこなせないと思いますが、それでも良いのです。
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