年末、仕事も佳境に!デスクワーク時間が急増してる人に勧めたい腰痛対策→「腸腰筋」ストレッチ
年末に向けてデスクワークの時間が増えてくると、腰に痛み・疲れ・ダル重さを感じることもあるでしょう。この時期腰痛に悩まされてしますのは座って過ごしている間、腸腰筋が収縮し硬直していることが原因かもしれません。そこで今回は、四つ這いの姿勢から簡単にできる腸腰筋ストレッチをご紹介します。
腰が限界を迎える前に腸腰筋ストレッチをしよう!
もうすぐ年末。様々な事務作業に追われ、デスクワークの時間が長くなっている…という人も多いのではないでしょうか。「毎日座りっぱなしで、そろそろ腰が限界…」と感じる日もあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、腸腰筋(ちょうようきん)ストレッチです。腸腰筋とは小腰筋・大腰筋・腸骨筋の3つの筋肉で構成されるインナーマッスル。腰から足のつけ根・太ももの上方につながっていて、上半身と下半身をつなぐ役割の他に、股関節の屈曲(太ももを持ち上げる)や外旋(ひざを外に開く)をする時などにも働きます。
腸腰筋は座っている時は縮んでいて、立っている時は伸びている筋肉です。つまり、長時間のデスクワークの最中は腸腰筋が常に収縮し、硬直している状態になります。腸腰筋の筋力や柔軟性が低下すると、腰椎の周辺に負担がかかって腰に痛みが出るようになることも。
ちなみに、腸腰筋は膝が体の前面よりも後方になるように股関節を伸展させる(脚を後ろに引く)とストレッチされます。ここからは、四つ這いの姿勢から始める簡単なストレッチをご紹介します。ご自身の腰の状態に合わせて、無理のない範囲でおこなってみてくださいね。
腰痛改善!簡単腸腰筋ストレッチ
<やり方>
1)四つ這いにな李、手は肩幅、脚は腰幅に開き、肩の下に手首、股関節の下に膝をつく。腰で天井を押すイメージ、尾骨(背骨の一番下、しっぽのような骨)を引き下げると、腰が反りにくくなります
2)右脚を後ろに伸ばす。左右の足の甲は寝かせた状態をキープ
3)腹部をねじりながら、右脚のつけ根を床に下ろす。左膝の位置・開き具合を調整しながら、腹部~足のつけ根にかけてねじり、その姿勢を5~10呼吸キープ。心地良いねじりを感じられる姿勢にキープしましょう
余裕がある場合、左手を天井方向に持ち上げてもOK。左肩を後ろに引き、胸を開いてねじる範囲を広げましょう
4)体の向きを変えて、反対側も行う
座って過ごす時間が長い時は、途中で立ち上がって少し歩いたりするだけでも筋肉の硬直対策になるのでストレッチと合わせてぜひ参考にしてみてください。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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