反り腰の原因はパンパンの前腿にあり!寝たままできる良いことだらけの大腿四頭筋ストレッチ
ふだん姿勢が乱れないように意識をしている人でも、長く歩いたり、強度が高めの運動をしたり、疲れてくると太腿の前側がパンパンに張ってしまうことってありますよね?前腿の張りは、脚が太く見えるだけでなく、反り腰の原因になると言われており、放置は危険!今回は、反り腰の予防や改善に効果的な、前腿の張りをほぐすストレッチのご紹介です。疲れた時だけでなく、日頃から反り腰が気になる人は、ぜひ試してみて下さいね。
前腿の張りと反り腰の関係
太腿の前側には大腿四頭筋と呼ばれる大きな筋肉があります。図のように、内側広筋、外側広筋、中間広筋、大腿直筋の4つの筋肉で構成されています。
中でも、大腿直筋は、関節をまたいで直接骨盤に付いているため、骨盤の位置を保つ働きの大きな筋肉と言えます。
大腿四頭筋が縮んで硬くなると、骨盤を前に傾ける力が強くなり、上半身も前傾します。多くの人は、無意識に姿勢を戻そうとして上半身を後ろに引くため、腰が反れた体勢に…。
つまり反り腰は、大腿四頭筋の柔軟性と密接な関係があると言えるのです。前腿が常にパンパンになっている人、大腿四頭筋をたくさん使う運動をした日は、しっかりほぐしてリセットすることが大切です。
反り腰の予防&改善に効果的!パンパンの前腿をほぐす大腿四頭筋ストレッチ
1日の終わりにおすすめの簡単なストレッチです。寝たままできるのでリラックスしてやってみましょう!
やり方
1)左手を枕に、両膝を曲げて横向きで寝る
2)左膝を少し胸に近づけ、右手で右足の甲を持つ
3)息を吐きながら、鼠径部から腿前を伸ばすように右脚をうしろに引く
4)深い呼吸を続けながら10秒~20秒キープする
5)向きを変え、反対側も同様に行う
ポイント
反り腰改善のストレッチです。ターゲットは腿の前側、大腿四頭筋。腰を反らさないように、体勢を整えて行うことも大切なポイントです。
後ろに引く脚の位置は程よいところをキープ。引っ張りすぎないように、それぞれの柔軟性に合わせ、深く心地よい呼吸ができるところを探しましょう。
大腿四頭筋をほぐす効果は、姿勢の改善だけではありません。脚のラインが綺麗になるのはもちろん、血流もよくなり、冷えやむくみの改善効果も期待できます。まさに良いことだらけのストレッチです!慣れてきたら少し長めにキープするのもおすすめですよ!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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