老け見えの原因は【髪】にあり!白髪や抜け毛に悩んできたら…更年期世代におすすめの頭皮ほぐし
年齢を重ねてくると、白髪や抜け毛など、髪へのお悩みも増えてきます。いつまでも健やかな髪を維持したい人に、習慣にしたい頭皮ケアを紹介します。
加齢とともに気になる毛髪トラブル
第一印象の決め手ともなる「髪の毛」。ツヤとボリュームがあると、その人を若々しく見せてくれますよね。一方で加齢が進むと、髪のボリュームが減ってきた・髪質が変わった・白髪が増えてきたなど、さまざまな髪の変化に悩まされてくるのも事実です。
髪のお悩みが増える原因は、女性ホルモンの減少や頭皮の血流不足などが考えられます。
頭皮の血流不足とは
私たちの体内に巡らされている血管。その働きの一つに「栄養をとりこんで老廃物を排出する」という代謝機能があります。血管の中を流れる血液がきちんと循環していればその役割を十分に果たしてくれるのですが、加齢とともに血液の巡りが滞ってしまうと、代謝機能が低下して血管が硬くなってしまいます。
血管が硬くなると血液中の栄養を体内に上手く取り込めなくなる上、老廃物の排出も上手くいかなくなってしまうのです。
頭頂部は血行不良になりやすい
私たちの頭頂部から後頭部にかけては、線維状組織である帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)という筋肉があります。この筋膜は前頭筋・側頭筋・後頭筋とつながっています。これらの筋肉が働くことによって頭部に血を巡らせることができます。
ではその帽状腱膜の部分を触ってみてください。「硬い」と感じるでしょう。その理由は、この部分には血管が少なく、細い血管(毛細血管)が張り巡らされているだけだから。頭頂部は他の体の部位と比べて、特に頭頂部には筋肉が少ないため、手足の筋肉に比べると血流不足になりやすいのです。
頭の筋肉を柔らかくして血流アップ!
帽状腱膜が健康な状態であれば、程よい厚みや少しつまめるくらいの柔らかさが感じられます。反対に、頭皮がガチガチで動かない人は、放っておくと血流不足が進み、毛髪の状態も悪くなってしまうかもしれません。
頭皮の血流を良くするためには
帽状腱膜は自分の意志で動かすはできないため、外側から刺激する必要があります。無理のない頭皮ケアで血流を促すほかに、以下のことも意識してみて下さい。
・栄養バランスを考えた食事をする
血流不足は髪の栄養を不足させます。体を冷やす食べ物、飲み物はなるべく避けましょう。脂質が少なめのもの、タンパク質やビタミンが豊富なものを選ぶようにしましょう。
・日常の中で適度に体を動かす
ストレスが溜まっていると自律神経が乱れやすくなり、血流が悪くなります。少しの距離なら車を使わずに歩くなど、日常の中で体を動かす時間を増やしてみて下さい。体を動かすことで血流がアップするのはもちろん、ストレスも解消されます。
・良質な睡眠をとるようにする
きちんと眠ることで自律神経が整いやすくなります。できるだけ早寝早起きを心掛けましょう。生活スタイルの都合で早寝が難しい人は、睡眠に集中できるようなリラックスできる環境を作ってみてください。
美髪を育てる頭皮ほぐしケア
紹介するほぐしケアは、入浴時の洗髪中やお風呂上がりに行うのがおすすめ。頭皮は顔の筋肉ともつながっているので、頭皮が引き上がると顔のたるみの解消にもつながります。
(1) 指先を帽状腱膜沿いの側頭部に当てる。
(2) 指先に軽く圧を加えたまま、頭皮を上下に揺らすように動かす。5往復程度。
(3) 頭頂部から放射状になるように指をすべらせながら、頭皮を動かす。
(4) 後頭部や前頭部に指の位置を変えて同じようにほぐしていく。
注意事項
・爪を当てたり、強く圧を加えないように注意しましょう。強い力で揉むのではなく、頭皮をじんわり動かすように刺激していきます。
・1日2~3セット行うのが理想。仕事などで緊張する状態が続くと頭皮も硬くなりやすいので、休憩時などリフレッシュがてら行っていただくことをおすすめします。
ほぐし方の詳細は以下動画からも確認いただけます
AUTHOR
宇都宮明香
五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。
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