【顔のシワ・たるみ予防に効果】頭皮をほぐして表情筋引上げ!-5歳若見えを叶える「頭皮マッサージ」
刻まれたシワは人生の年輪と言うけれど、女性は何歳になっても若々しくいたいのが本音です。この連載では、顔のシワやたるみ、ショボショボ目元の原因になる目の疲れを和らげるセルフケアをヨガ講師の西川尚美先生が紹介します。顔周りの悩みが減ると表情が明るくなり、人に会うのも楽しくて生活にハリが生まれるはず。
頭の筋肉をほぐして表情筋の引き上げ力をUP!
「鏡を見たときに目元や口元のシワ・たるみが目につくと気分が落ち込み、何とかしたくなるものです。顔の筋肉は頭の筋肉とつながっているので、ストレスなどで頭の筋肉が凝り固まると顔の筋肉を支えられず表情筋が衰えてシワ・たるみが目立つようになります。紹介する頭皮マッサージは道具いらずで簡単!頭には様々なツボが集中しているので、刺激するとリストアップ効果以外にも目の疲れや頭痛、肩凝りなどの緩和が期待できます」(西川尚美先生)
頭のツボを刺激してすっきり!表情も美しく
「頭にはおもに前頭筋、側頭筋、後頭筋という筋肉があり、これらの筋肉が帽状筋膜と連結して頭蓋を覆っています。帽状筋膜が硬くなると血流悪化や頭皮の硬さが生じて表情筋の動きも悪くシワ・たるみにつながるので、頭のツボを刺激しながら頭皮をほぐし頭全体の凝りを和らげましょう。
まず万能のツボと言われる頭頂部の百会からスタート。次に頭頂からおでこにかけて位置し疲れ目やストレスに効く目窓、神庭、上星というツボを刺激します。続いて側頭部、後頭部、耳前から耳下にある耳下腺、そして首のサイドにある胸鎖乳突筋、鎖骨までマッサージ。疲労を感じると側頭部から後頭部にかけて血流が低下し、側頭部に広がる胆経絡が滞ると肌の乾燥やくすみにつながります。また、噛みしめが強いと側頭筋が硬くなり、口元のたるみやほうれい線ができやすいので要注意。リンパ節がある耳下腺のマッサージはむくみ解消に効果があります」(西川尚美先生)
【頭のツボと効果】
百会(ひゃくえ):自律神経を整える
目窓(もくそう):老化防止、頭痛、めまい
神庭(しんてい):老化防止、不眠症の改善
上星(じょうせい):鼻炎・鼻づまり・花粉症・頭痛・眼精疲労
曲差(きょくさ):頭痛、神経痛の改善
頷厭(がんえん):偏頭痛、めまい、耳鳴りの改善
和りょう(わりょう):目の疲れ、目の充血の改善、歯痛、耳鳴改善
完骨(かんこつ):頭痛の解消、肩凝り改善
天注(てんちゅう):うなじのこり、肩凝りの改善
瘂門(あもん):後頭部痛の解消、不眠症の解消
風池(ふうち):血行促進の改善、肩凝り、背中の痛みの改善、頭痛・眼精疲労の解消
後頂(ごちょう):肩凝り、頭痛、不眠、めまい、自律神経
玉枕(ぎょくちん):目のかすみ、肩凝り、後頭部の痛み
頭皮マッサージ
目的と効果: 頭のツボを刺激して表情筋を支える頭皮の凝りを解消し、顔のシワ・たるみを予防する。腕が疲れるときはデスクに肘をついて行いましょう。
〈やり方〉
1.椅子に座り両手でグーを作る。親指以外の第二関節を頭頂部にある「百会」のツボに当て揺らすように刺激する。
2.頭の正中線の両側を頭頂からおでこにかけて指の第二関節で刺激する。目窓、神庭、上星という3つのツボにアプローチ。
3.おでこの生え際から耳にかけて指の第二関節で刺激する。
4.側頭部、後頭部の順に刺激する。後頭部は親指以外の4本の指で頭を包むように支え、親指で強めに押してほぐす。
5.中指と人差し指で耳を挟み、上下に動かして温かくなるまで耳下腺をマッサージする。
6.首を右に傾けて、左耳の後ろから首の横を走る胸鎖乳突筋を右の指でつまむようにマッサージする。反対側も同様に。
7.右手の人差し指と中指で左鎖骨を挟むようにマッサージする。反対側も同様に。1~7を2回繰り返す。
8.最後に首をゆっくり左右に1回ずつ回す。両手のひらで頭を包み込みリラックスし、次に顔、首の順に包み込み一息つく。
〈プロフィール〉
西川尚美先生
サンディエゴでヨガに出会う。現在オンラインクラスでブレスワーク、陰ヨガ、瞑想、指導者養成講座を開講している。インサイトヨガのサラパワーズ氏、陰ヨガ創始者ポール・グリリー氏に師事。マインドフルネス陰ヨガ指導者養成講座を開講中。YYTT500、全米アライアンス RYT500認定講師、介護予防運動指導員。著書「朝ヨガ夜ヨガ」(宝島社)、DVD「陰ヨガ for beauty & healing」も好評。
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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