【更年期のもの忘れ】「軽度認知障害」の可能性も!?認知機能を守る3つの対策

 【更年期のもの忘れ】「軽度認知障害」の可能性も!?認知機能を守る3つの対策
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永田京子
永田京子
2024-08-26
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運動で認知症発症リスクが半減することも

1つ目は運動です。体を動かすことによって脳の血流量が増えたり、神経細胞が増えるとされています。また、運動によって脳の容積自体も大きくなることがわかっています。運動のなかでも、ウオーキングなどの有酸素運動がおすすめです。イギリスで7万8,000人が参加したある調査によると、1日に1万歩程度歩くことで認知症発症リスクが約50%低下することがわかっています。(*1)

さらに運動する時間のうち、30分程度は少し強度の高い、負荷を上げた運動をするとよりよいとのこと。例えば、いつもより速度を上げた早歩きをしたり、いつもより1.5倍くらい広い歩幅で歩いてみるなど、簡単にできることでかまいません。30分でよいので、意識してみてください。ほかにも、頭を使う運動は脳が刺激されるのでとてもおすすめです。例えばその場でジャンプをするだけではなく、縄跳びのように道具を使ってみる。エアロビクスのような振り付けを覚える運動を取り入れる。リズムに乗って行うバランスボールエクササイズなどがよいでしょう。

*1 Association of Daily Step Count and Intensity With Incident Dementia in 78430 Adults Living in the UK JAMA Neurol. 2022;79(10):1059-1063. doi:10.1001/jamaneurol.2022.2672

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永田京子

永田京子

NPO法人 ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。



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