【更年期のもの忘れ】「軽度認知障害」の可能性も!?認知機能を守る3つの対策

 【更年期のもの忘れ】「軽度認知障害」の可能性も!?認知機能を守る3つの対策
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永田京子
永田京子
2024-08-26

最近もの忘れが進んでいるような気がする…年齢を重ねるにつれて、記憶力や判断力などが変化するのは自然なことですが、それがあまりに気になるようであれば、「軽度認知障害」の可能性があります。認知症の一歩手前といわれる軽度認知障害ですが、今回はこの軽度認知障害とは何か、また、認知症へ進行するのを予防する方法について説明します。

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認知症の一歩手前の段階「軽度認知障害」

先日、このようなご相談をいただきました。

「このごろ忘れがひどく困っています。持っていかなければならないものを準備したのに玄関に忘れたり、2つやることがあると、そのうち1つは高確率で忘れます。認知症の始まりではないかと不安です。認知症の手前の症状ってあるのでしょうか。自分でできる対策があれば教えてください。」(50歳・女性)

認知症の一歩手前の段階、と言われているのが「軽度認知障害(MCI)」です。軽度認知障害は「MCI(Mild Cognitive Impairment)」とも呼ばれます。記憶や注意力、時間や場所の認識などの認知機能について、本人や家族が「何だかおかしいな」「これまでとは違うぞ」といった自覚があるものの、日常生活は特に問題なく送れる状態のことを指します。MCIは、認知症と完全に診断される一歩手前の状態とされています。放っておくと認知症に進行することがありますが、適切に対処することで、それ以上進行することを防いだり、元の健常な状態に戻ることもあります。もし認知症に進行すると、認知機能の低下が日常生活に支障を来すようになっていくため、早めの対策が大切です。

そこで今回は、自分でできる、予防ケア方法を3つ紹介します。

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永田京子

永田京子

NPO法人 ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。



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