肩こり解消以外の効果も!運動が苦手な人におすすめの簡単〈肩ほぐし〉とその嬉しい効果とは?
年齢を問わず肩こりの悩みを抱えている人は多いですが、何か対策をとっていますか?今回ご紹介する肩ほぐしは、肩こり対策はもちろん、代謝アップや姿勢改善など、運動が苦手な人には嬉しい効果が期待できます。さっそく始めてみませんか?
そもそも肩こりはなぜ起こる?
肩こりは肩の筋肉の緊張状態や、それに伴う血行不良から起こります。筋肉の緊張は運動不足や冷え、長時間の同じ姿勢、ストレスなど、様々な原因があります。肩甲骨まわりの筋肉を動かすことで、血流が促進されて緊張状態が和らぎ、肩こりの解消や予防につながります。
肩こり解消以外にもある、肩ほぐしの効果
代謝アップ
肩ほぐしで筋肉がゆるむことで、筋肉の働きが向上し、エネルギー消費が促進され、代謝アップが期待できます。肩甲骨の動きに重要な役割を果たす三角筋は、全身の筋肉の中でも大きな面積を占めているため、この筋肉を十分に動かすことは代謝をアップさせ、太りにくい体づくりに効果的です。
姿勢改善
肩の筋肉は背中の筋肉と連動して働きます。肩をほぐして緊張をやわらげると、肩甲骨の位置が正しい位置に戻りやすくなります。背中の筋肉への負担が軽減されて、姿勢が整いやすくなります。
リラックス効果
精神的なストレスを抱えている時は、交感神経が活性化しています。血管が収縮し、筋肉への血流が減少しているので、肩のこりや緊張につながりやすくなります。肩ほぐしで筋肉の緊張を解消することで、血流が促進されて体も温まります。これにより、リラックスを促す副交感神経の活性化が期待できます。
代謝アップや姿勢改善のためのストレッチやエクササイズは、運動が苦手な人には抵抗を感じるかもしれませんが、今回ご紹介する肩ほぐしは、誰でも抵抗なく始められるのでおすすめです。
メリットたくさん簡単肩ほぐし
簡単な動きなので、ゆっくりと丁寧に動かし、肩甲骨周りを意識しながら行うことが効果アップのポイントです。
ステップ1
両腕をバンザイするように頭上に伸ばし、息を吐きながら肘を曲げて腕を下ろし、左右の肩甲骨を引き寄せるようにする。つぎの吸う息でまた両腕を頭上に伸ばし、吐きながら肘を曲げて肩甲骨を引き寄せる。この動きを5回程度を目安に繰り返す。
※ 四十肩などで腕を頭上に伸ばすのがつらい場合
両腕を横に伸ばしたところから、肘を曲げて胴体の方へ寄せて肩甲骨を引き寄せる。手のひらは正面に向ける。
ステップ2
肘を曲げて指先を肩につけたまま、肘で円を描くようにして肩回しをする。肘でできるだけ大きな円を描く様子をイメージしながらゆっくりと丁寧に動かす。前回し、後ろ回しの両方をそれぞれ5回からを目安に行う。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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