なぜアジャストされたいの?ヨガの生徒としての在り方を考える

 なぜアジャストされたいの?ヨガの生徒としての在り方を考える
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そしてやっかいなことに、最近は生徒の中にも、あきらかにアジャストをされるのを待つ人も見かけます。自分でできないポーズを先生にやってもらおうとアピールしたり、なかなかアジャストをしてもらえなくてイライラしている人も見たことがあります。「〇〇先生のクラスに行くと首をマッサージしてもらえるから好き!」と言う人にも会ったことがある。
アジャスト(もはやマッサージ)がうまい先生は確かに人気があります。でも人気のある先生と良い先生はイコールでしょうか?
「やってあげたい病」にかかっている先生は、大事故を起こしてしまう前に気づいて欲しい。「やってもらいたい病」にかかっている生徒も大事故を起こしてしまう前に気づいて欲しい。
必要のない小さなエゴが、人の人生を大きく変えかねないということを、ヨガの先生はもっと重大に考えないといけないと思っています。そして生徒も、先生に「何かしてもらおう」と思う意識を変えなければならない。
ヨガの世界だけではなく、この世の中の多くの人が「どう感じたらいいのか」「どのように振る舞ったらいいのか」を第三者に教えて欲しいと思っている時代になっているように感じます。何かがわからないと、自分で考える前に「ググる」のはもう脊髄反射。これはもう時代の文化になっています。

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