ポーズの質が変わる|LAフィットネス業界で主流の表現「Mobiliy」とは
アメリカ・ロサンゼルスのヨガティーチャーで、世界中を旅しながらヨガの魅力を伝えるRICA。彼女が目で見て、実際に体験した各国のヨガトレンドや旅にまつわる情報を発信します。今回のテーマは「Mobiliy vs. Flexibility」。
さっそく質問!です。”Mobility(モビリティー)”という言葉を聞いたことがありますか? モビリティーとは、ここ数年、アメリカ(特に私の活動拠点としているロサンゼルスを中心に)のフィットネス業界で主流になってきている表現です。”Flexibility”ではなく”mobility”。何が違うの?迷いますよね。私も最初はそうでした。
簡単に言ってしまうと
Mobiity: 関節から始める、筋肉を含めた総合的な動かし方
flexibility: 筋肉の伸縮性
つまり、モビリティーは関節や筋肉の動きを総合的に配慮したもの一連の動きとし、フレキシビリティは筋肉の動きのみに特化した動きと簡単に言えます。
え?まだよく分からない?ではより詳しくご説明しましょう。
例えば、体育会系出身で、日ごろから運動を習慣にしている人がいたとします。けれど仕事で歩き回ると、どうしてもお尻が痛い。運動だっていつもしているし、食事も気を付けているのになぜ?こういうのは、完全にモビリティー、つまりはお尻の股関節の動きが鈍っているから。体だって硬くないと思っていたし、運動能力に自信があっても、体の痛みがあるというのは大体モビリティーの問題だったりします。
下の画像をご参照ください。
ヨガの練習に大変重要な腰筋(Psoas)は、足の付け根だけにつながっているわけではなく、脊柱までつながっています。仮に、片側に偏った生活習慣を送っているとします。一方の腰筋だけを多く使っていると、その腰筋だけが伸び、もう一方の腰筋と違う長さになるのは想像がつきますよね。よって、負担がかかっている方の腰が痛くなったり、一方の足の付け根が硬くなったりするというわけです。
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