湿度で体が重すぎる…【むくみ・疲労感・だるさ】には巡りを高めることが大事!体が軽くなるリンパ流し
寝ても疲労感が取れなかったり、身体がむくんで重だるい気がしたりする日はありませんか? むくみや冷えの原因は、身体の血液や水分の巡りの悪さにあるかもしれません。今回は巡りを良くするポイントを刺激するヨガストレッチをご紹介します。
現代人はリンパの流れが滞りやすい⁉
デスクワークなど、日常的に座って作業をする時間が長い人は、リンパが滞っていることが考えられます。
リンパの滞りをチェックしよう
以下のことが当てはまる場合は、リンパが滞っているサインです。
・脇を触るとブヨブヨしている
・脇に指が入らないほど硬い
・鼠径部(足の付け根)が硬い
・お尻や太ももが冷たい
リンパの役割
リンパには老廃物や余分な水分の回収をする役割と、身体に入り込んだ細菌やウイルス、がん細胞などの異物をせき止めて排除し、外敵から体を守る働きがあります。
リンパ節は全身にめぐっているリンパ管のところどころに配置され、その多くは関節部にあります。リンパ節がスムーズに働いていないと、老廃物や余分な水分の回収がうまくいかず、リンパ節を押したときに痛みが出ることがあります。慢性化すると免疫機能も低下し、周囲が滞って身体がむくんでさまざまな不調を引き起こす要因となってしまうのです。
代表的なリンパ節
リンパ節は全身にあります。特に脇の下や鼠径部にリンパ節があることを知っている人は多いのではないでしょうか。
この2カ所のリンパ節が滞る大きな要因になっているのが、「長時間のデスクワーク」です。肩が内側に入り前かがみの姿勢が続くと、首や肩だけでなく脇の下も硬くなります。
また、下着による締め付けもリンパの流れを悪くします。脇の下のリンパの流れが滞ると、手や腕のむくみにつながり、二の腕を太くする要因にもなります。
鼠径部は血管や神経、筋肉などが位置する重要な場所で、椅子に座ってると鼠径部が屈曲していて常に圧迫されています。鼠径部が圧迫され続けると、下半身のリンパの流れが滞り、脚がむくんでしまい、足先の冷えにもつながります。
巡りを良くするヨガストレッチ
リンパの巡りを高めることで、むくみの解消や冷え改善に効果が期待でき、身体のさまざまな不調の緩和に繋がります。今回はベッドの上でもできる簡単なヨガストレッチをご紹介します。朝や寝る前など毎日の習慣にしてリンパの巡りを良くしましょう。
脇腹のストレッチ
1.四つ這いの姿勢になり、肩の真下に手首、脚の付け根の下に膝を置き、つま先は寝かせる。
2.右手を前に伸ばし左手の斜め前に置く。
3.お尻を右斜め後ろに引き、右のかかとの上に座る。おでこは床につけるなど楽な状態にして、右の脇の下から体側にかけて伸びを感じながら5呼吸キープする。
4.反対側も同様におこないましょう
鼠径部のストレッチ
1.四つ這いになり、両足のつま先は近づけたまま両膝をマット幅まで開く。
2.お尻を少し後ろに引きながら、鼠径部を床に近づける。上半身は脱力し、心地が良いと感じるところで3分キープ。
※つま先は近づけた状態でも、平泳ぎのように外に向けた状態でも構いません。鼠径部に心地良い刺激を感じ、リラックスできる体勢を選びましょう。ひじをついて上半身を起こした状態でキープしてもOKです。
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
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