『読書もセルフケアも鼻歌くらいでいいんじゃない?』の著者・大島梢絵さんと話す「本」のこと

 『読書もセルフケアも鼻歌くらいでいいんじゃない?』の著者・大島梢絵さんと話す「本」のこと
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「本好き」でないとハードル高い?

YJOセルフケアライター:例えばハッピーになった、元気になった、安心した、というように、読書する人の感情がどういうものかも深く知りたいです。梢絵さんは本から得る体験や読書に何を求めていますか?

大島梢絵さん:ハラハラしたい、ドキドキしたい、エンターテインメントとしての読書もあると思いますし、私は学びや、新しい価値観が欲しい、世界を開きたいといった知的好奇心を満たすための読書が多いかなと思います。

YJOセルフケアライター:私は自分が不得意なジャンルに読み踏み出せないという悩みもあります。

大島梢絵さん:不得意なジャンルに踏み出せない、私もそうです! そもそも、以前は読書自体が不得意な分野でした。小説を読まなきゃ読書と言えないんじゃないかという気持ちがあったんです。
でも、図鑑でも写真集でもイラスト集でも何でも本だよね、とある時思えて。そういうことも本に書いています。

YJOセルフケアライター:人のことばを通して他のジャンルも読んでみたくなる現象ってあるんでしょうか。
新潟で主催している「本好きの会」の交流で、誰かのおすすめに影響されて読んでみようと思うように、読むジャンルの幅が広がることとかありますか?

大島梢絵さん:あります。本のおすすめってインスタでシェアもできますけど、「この本で価値観が変わった」などオフラインで語り合う「本好きの会」は初心者の方にとっていい場所なんじゃないかなと思います。

ただ「本好き」という言葉がついちゃっているから「私って本好きでないのでは」と思う人もいるみたいで、今後どうやってその層を巻き込んでいけるかは私の課題です。

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YJOセルフケアライター:本好きと呼ばれることに自信はないけど参加してみたいという方向けに「本好きになりたいの会」はどうですか?

大島梢絵さん:いいですね!私も「本好きになりたい」と思っていたタイプなので。近日そんな方も巻き込んで早速やってみます!
ちなみに、ライターさんは「本好き」ですか?

YJOセルフケアライター:そうですね。私は書く仕事をしているうちに「本好き」を自覚し、人からもそう見られていった気がします。
また、日頃から読む言葉のシャワーを浴びているから、なんらか感化されて書こうと思うのではないかと。

大島梢絵さん:「本好きの会」の人達も、自然とどんどん書くようになっている面白い現象があるんです。それは表向きの文章じゃなくても、自分のために書くことが楽しいという輪が広がっていて嬉しくなります。
読書って、みんなで分かち合うと、より面白いコンテンツだと思います。それに、人のことをより知れる機会になるんです。

YJOセルフケアライター:誰かと話すことで安心する効果もありますよね。この企画も、本に触れ、著者と話すこと自体がセルフケアになるような、安心できるブックカフェのような場所を目指しています。

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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