『読書もセルフケアも鼻歌くらいでいいんじゃない?』の著者・大島梢絵さんと話す「本」のこと
新企画「わたしたちの本棚」では、本の著者と話せるオンライン上のブックカフェのような場所を目指しています。読書や本の内容に対して感じる疑問を、ライターが読者の皆さんに代わって質問。本を開きながら誰かとおしゃべりするように、リラックスして著者とおしゃべりしているような感覚でお付き合い下さい。
【第一回:読書のセルフケア効果って?/本好きじゃないとハードル高い?/読書時間が作れない人へ】
YJOセルフケアライター:第一回のゲスト著者は大島梢絵さんです。ヨガジャーナルオンラインで連載中の「私たちの自由な選択」にご登場いただきましたが、セルフケアをするかのような読書スタイルについて、もっとお聴きしたいと思っていました。本を出されたということで、今回こちらの企画にお呼びしました。
大島梢絵さん:ありがとうございます。最近、初めての著書となる読書エッセイ『読書は鼻歌くらいでちょうどいい』(辰巳出版)を出させていただきました。タイトルで「鼻歌くらい」と言っているくらい、もっと気軽に本に親しんでもらいたいという思いで書きました。
実は私も本が読めなかったタイプで、読書に距離を感じていたんですが、たくさん読むようになってからは、読書に自分でルールなんて作らなくていい、本はもっと気軽に手にとってみてもいいものなんじゃないかと気づきました。この本では私の本の読み方、選び方、買い方などいろんな切り口で提案しています。
YJOセルフケアライター:私もしっかり読ませていただきました。「私たちの自由な選択」では、書いて吐き出すジャーナリングが紹介されていましたが、書くことと読むこと、どちらもものすごい情熱を持ってるんだなと改めてわかりました。
大島梢絵さん:そうですね。この本の執筆中、特に読書熱が高まっていました。
YJOセルフケアライター:そういえば、取材中に伺った「アウトプットは排泄行為みたいなもの」がパワーワードでした。確かそれも本の言葉でしたよね。
大島梢絵さん:本当ですか。実は今回、私の本の帯を書いてくださった松浦弥太郎さんの本も、アウトプットで自分がスッキリすると思わせてくれました。『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』という本を24歳の時に読んだんですが、書くことは「外付けハードディスクに保存するようなこと」と例えた表現があって、それでアウトプットを始めたんですよ。
YJOセルフケアライター:梢絵さんの本のPART3に「わたしの本棚」として梢絵さんが選んだ本がたくさん紹介されていますよね。
大島梢絵さん:紹介した21冊の中で、読者の皆さんが気になる本が一冊でもあったらいいな、実際に本屋さんに行ってみようというアクションを起こしてくれたらいいな、何か次につながるといいなと思っています。
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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