『読書もセルフケアも鼻歌くらいでいいんじゃない?』の著者・大島梢絵さんと話す「本」のこと

 『読書もセルフケアも鼻歌くらいでいいんじゃない?』の著者・大島梢絵さんと話す「本」のこと
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読書のセルフケア効果って?

YJOセルフケアライター:最近、読書をしたい人が増えているらしい、でもなかなかできていないという声を耳にしています。そこで今日は読書がもたらす効果を、セルフケアの観点で一緒に深堀りしてみたいと思います。例えば梢絵さんの本から、私がセルフケアにつながると感じたのは「スマホを持たずに出かけてみる」のパートがあります。

大島梢絵さん:本とスマホって、同時に器用に触れないじゃないですか。自営業をしながら飲食店のSNSも持っていて発信することも多いですし、スマホの時間が長くなってしまうのをどうにかしたいという思いで読書を始めたんです。

「これから本を本格的に読もう」と決めた日、読めない自分の集中力のなさに愕然としたことも覚えています。本と向き合う集中力くらい取り戻したいなと思ったのがきっかけでした。

YJOセルフケアライター:読書モードの時とスマホばかりのモードに波があるとも仰っていたような。

大島梢絵さん:そうそう、読書とスマホに波があるのは当然のことだと思っていたんですが「(本が)読めなくなっちゃう時があって、梢絵さんはどうしていますか?」という質問をインスタグラムでいただくこともあって。自分の読書の仕方に波があることを良くないと悩む方もいるみたいです。

YJOセルフケアライター:「悩んでいることに目を向けてみる」のパートもいいですね。これは読書というより本屋に行くという行動ですが、何か悩んでいる時に本屋をブラブラして、今の自分を助けてくれる本に出会うというのは、自分も経験があります。

大島梢絵さん:私の読書の入口がそんな感じだったんです。地方暮らしが長いんですけど、例えば恋愛で悩んだ時とか、相談できる人が身近にいなくて、そんな時は本屋さんに駆け込んで、今の気持ちを応援してくれる本を2〜3冊まとめて買って読むというのが当たり前になっていました。

YJOセルフケアライター:結構、欲望のままに大胆にたくさん本を買っていますよね。その行動に本への愛を感じます。

大島梢絵さん:こんなにいっぱい買うことを自分に許しているのは本だけで、洋服などは慎重派です!洋服だったり食べ物だったり、そういう買い物に走ると気分転換にはなっても、根本的な悩みの解決になっていないなと思うことがあります。

YJOセルフケアライター:なるほど。私は雑誌をどんどん買っちゃう癖があるのですが、最近取材した方の言葉で「自分が好きなことをする」は一番のセルフケアになると気づかされました。必ずしも健康にいいことをするのがセルフケアじゃないとも。
20代より肩の力が抜けた点だと思います。

大島梢絵さん:私にとって本は、どんな本でも読むことで自分を助けてくれたり、新たな気づきをくれたりするので、あればあるだけ自分の肥やしになると思っています。

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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