ベーシックなアーサナこそ大切に!いつまでも練習してほしいアーサナ3選
ヨガを続けているとだんだん難しいポーズに挑戦する場面が増えてきます。でもちょっと待って!ベーシックなポーズをおろそかにしていませんか?基礎の練習でしっかり体の使い方をマスターすることでいろいろなアーサナを安全にとることができます。そんな大切な基礎を築けるアーサナを紹介します。
タダーサナ
立位の基本中の基本、タダーサナ。このアーサナには体軸を保つための要素がたくさん含まれています。ただ立っているだけのようですが、足の裏の重心の位置、骨盤を正しい位置に保つバンダの使い方、腹筋群・背筋群の使い方は様々なアーサナに応用できます。
背骨をまっすぐ保つ必要があるアーサナ全般にこの練習は欠かせません。まずはタダーサナでしっかりと軸を保つ練習をしてみましょう。アーサナの王様といわれるシールシャーサナ(ヘッドスタンド)も軸を保つことができないと腰が反れてしまったり、うまくキープができません。コツコツ基礎を大切に、上級アーサナの練習へと生かしましょう!
パスチモッターナーサナ
座位で行う長座前屈の形ですが、体の使い方に注意しながら行いましょう。よくある間違ったアライメントは無理やり膝を伸ばして背中を丸めてしまう状態です。ももの裏の筋肉(ハムストリングス)の柔軟性に応じて膝を曲げて背中は伸ばしながら行います。ハムストリングスの柔軟性を高めることは様々なアーサナで必要とされます。そしてこの時にもうひとつ大切なのが鼠径部の引き込みです。腸腰筋といわれる筋肉を積極的に使い骨盤を傾けていく使い方が、様々なアーサナに応用できます。パールシュボッターナーサナやパリブリッタトリコナーサナなどよくヴィンヤサで出てくる立位のアーサナでは、腸腰筋を積極的に使い骨盤を傾け背中を伸ばすことが大切です。
ブジャンガーサナ(コブラ)
うつ伏せで行う後屈のアーサナです。後屈系のポーズは腹筋群と背筋群のバランスが取れないと腰を痛めてしまいやすいので、確実に使い方をマスターしましょう!バンダを締めて腰部を保護しながらも胸を広げていきます。腰を反るイメージではなく、みぞおちあたりを上に引き上げていきましょう。コブラでは恥骨は地面につけたまま行うので、それもバンダの使い方の確認に一役買ってくれます。腰が反れた状態では恥骨が浮きやすくなるので要注意です。後屈の体の使い方がわかれば様々な応用が利きます。ラクダのポーズや、深まればエーカパーダラージャカポタアーサナなど、あこがれのアーサナにもつなげていけますよ。
上級アーサナであればあるほど基本が大切です。地道な努力は少しずつ体に変化をもたらしてくれます。焦らずじっくり、自分の状態を見極めながらアーサナプラクティスを楽しんでいきましょう!
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