情報の中から健康を選ぼう。あたりまえでない健康と、SLEをみんなごとにするヒント
「あなたは今、健康ですか?」と聞かれたら、どう答えますか。病気であっても、そうでなくても情報の中から「健康」を選べる時代です。5月10日「世界ループスデー」に合わせて、ヨガジャーナルオンラインでは、全身性エリテマトーデス(SLE)の経験者であり「生きるを綴る」を連載する宮井典子さんとヨガジャーナルオンライン渋谷との対談をお届けします。
一緒に考えよう。誰もが「あたりまえではない」健康のこと
宮井典子さん(以下、宮井):全身エリテマトーデス(以下SLE)への理解促進を図る「※世界ループスデー」には、当事者のひとりとして、当事者の取り巻く環境や見た目にわからない症状を抱えている現実を多くの方に知ってもらいたく、毎年5月10日の啓発デーに合わせて経験談をお話してきましたが、連載「生きるを綴る」では、病気と共に生きる私のリアルをお伝えしています。今年はヨガジャーナルオンライン編集部の渋谷さんと対談できること、嬉しく思います。
※世界ループスデ―(World Lupus Day)とは全身性エリテマトーデス(SLE)の早期診断や患者の生活の質の向上を目指す啓発の日
ヨガジャーナルオンライン 渋谷(以下、渋谷):ピラティスインストラクターであり、SLEアクティビストの宮井さんに「人と違う、私を生きる」に登場いただいてから今日まで、当事者にしか書けないリアルをエッセイに綴っていただきました。
ヨガジャーナルオンラインでは昨年12月「Meetup for Wellness」という乳がん啓発イベントを開催しました。ここでは乳がんの経験者も、そうでない方も一緒にヨガジャーナルオンラインが考える健康を発信する狙いでしたが、乳がんの経験を持たない方で共鳴してくださった方も多いです。宮井さんもそのお一人でした。
宮井:ヨガジャーナルオンラインの「自分の心と体の状態を常に自分が理解していること、そしてその状態に合わせて適切な選択ができること」というメッセージに強く共感しました。病気を経験された方はもちろん、病気にかかっていない人、すべてに通じる考え方だなと思いました。
AUTHOR
腰塚安菜
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。学生時代から一般社団法人 ソーシャルプロダクツ普及推進協会で「ソーシャルプロダクツ・アワード」審査員を6年間務めた。 2016年よりSDGs、ESD、教育、文化多様性などをテーマにメディアに寄稿。2018年に気候変動に関する国際会議COP24を現地取材。 2021年以降はアフターコロナの健康や働き方、生活をテーマとした執筆に転向。次の海外取材復活を夢に、地域文化や韓国語・フランス語を学習中。コロナ後から少しずつ始めたヨガ歴は約3年。
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