背中で手を組んだとき、手首同士がくっつきますか?できない人ぜひやって→【効果絶大】猫背解消ワーク
背すじを伸ばした状態で、背中側で手を組んで肘を伸ばせますか?その時に、手の平をぴたっと合わせて手首までつけられますか? 猫背、巻き肩の人はこの動作がやりにくいのではないでしょうか。
猫背と体の連鎖
スマホ、デスクワーク、家事、育児、と日常生活のほとんどの作業は体の前で手を使っていると思います。すると、肩は自然に内に巻いて背中は丸まりやすく、その姿勢が体に染みついてしまいます。
この姿勢は、いわゆる猫背や巻き肩と呼ばれる姿勢ですね。この肩や背中の状態は体の一部分だけの問題ではなく、体の連鎖から首が前に出るスマホ首、骨盤が後ろに傾く骨盤後傾、または骨盤が前にスライドするスウェイバックなどの悪い姿勢の代名詞とも呼ばれる様々な不良姿勢にも繋がります。
猫背だとやりにくい動き
猫背の姿勢を取っている時は、胸の筋肉は縮み、背中にある肩甲骨は広がるポジションに入ります。もし、背すじを伸ばした状態で背中側で手を組み肘を伸ばすのが難しい、手は組めるけれど手の平をぴたっとつけて手首までつけるのは無理、という場合は、胸の筋肉と背中の筋肉の状態を改善する余地があります。
〇大胸筋・小胸筋が硬い場合→胸が開かず肩が後ろにいかない
〇僧帽筋(中部線維)の筋力が弱い場合→肩甲骨を中央に寄せにくく手首が離れてしまう
この動作は猫背の姿勢とは逆の体の使い方をするため、胸の筋肉が縮んだまま硬くなっていたり、肩甲骨を中央に寄せる筋肉が弱っていたりするとやりにくいのです。今回ご紹介するワークを通して、胸の筋肉をほぐしてから肩甲骨を寄せる動作を続けると、肩を正しいポジションに整えて背すじを伸ばしやすくなり、巻き肩・猫背の解消に効果的ですよ。
猫背解消ワーク
道具不要、手を使ってささっと胸をほぐすことで肩を後ろに引きやすくなります。使いやすくなった状態で、弱い部分に刺激を入れていきましょう。
〈やり方〉
1)右肩の骨の内側に左手の拳をあてて、圧をかけながら小さい円を描くようにほぐす。強度を上げたい場合は、右手を重ねて両手で圧をかける。
2)両手を肩の高さで前に伸ばす×両肘を真後ろに引いて背中を引き締める。この動作を繰り返す。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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