どうにも疲れが抜けない人に。疲れにくい体を作る【1日5分】「呼吸を深める」最強ストレッチのやり方

 どうにも疲れが抜けない人に。疲れにくい体を作る【1日5分】「呼吸を深める」最強ストレッチのやり方
canva
高木沙織
高木沙織
2024-03-26

春は、疲れやすい季節。その原因のひとつには、「浅い呼吸」が関係しているかもしれません。今回は、呼吸を深めて、疲れにくい体を作る【1日5分】ストレッチのやり方をご紹介していきます。

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春は「疲れやすい」季節

成人の正常な呼吸数は、1分間に12~20回ほどだと言われています。

しかし、ストレスや疲れがたまっているときや、緊張不安を感じているときなどは、交感神経が優位に働き呼吸が浅く・早くなりがち。それだけでなく、何かに集中していたり、グッと力んでいたりするときもまた、無意識のうちに呼吸を止めている浅くなっている早くなっていることがあります。

特に春は、身のまわりに何かと変化が起こりやすい季節です。知らず知らずのうちに体や心に負担がかかり、呼吸が浅くなってしまっている方も少なくないでしょう。では、呼吸が浅くなるとどうなるのでしょうか?

<呼吸が浅くなると、どうなる?>

呼吸が浅いと、血液中の酸素が不足して全身が酸欠状態になり、疲れが抜けにくい、免疫力・集中力の低下、体の冷えなどが生じやすくなります。また、交感神経が優位な状態が長く続き、自律神経のバランスが乱れてしまうことも考えられるでしょう。

そこで今回おこなうのは、脇や胸、背中の筋肉をほぐしてゆっくり・深い呼吸をうながすストレッチです。

「脇・胸・背中」の筋肉をほぐして、呼吸を深めるストレッチ

<やり方>

背中ストレッチ
Photo by Saori Takagi

1)あぐらの姿勢からスタート! 左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せると、骨盤がスッと立ちやすくなります。下腹部をリラックスさせ、あごの下と床を平行にした姿勢を保ちましょう。

背中ストレッチ
Photo by Saori Takagi

2)左ひざを体の中央にセットしたら、その上に右脚を乗せてクロスさせます。ひざ同士をできるだけ体の中央で揃えたら、それぞれのかかとはお尻の横につけましょう。姿勢がツラい場合、脚を緩めてもOK。

背中ストレッチ
Photo by Saori Takagi
背中ストレッチ
Photo by Saori Takagi

3) 息を吸いながら左腕を真っすぐ持ち上げます。左ひじをカクンと曲げたら、右手でつかみましょう。左腕を体の中心に引き寄せたら、脇の下や胸のまわりの広がりを感じながら呼吸を繰り返します。<回数:5呼吸>

背中ストレッチ
Photo by Saori Takagi

4) 左腕を肩から真上に伸ばした姿勢に戻ったら、息を吐きながら上体を右に倒します。左手の指先は無理のない範囲で遠くに伸ばし、脇の下を解放。肋骨の下~骨盤までの長さを引き出しながら心地良い呼吸を繰り返しましょう。<回数:5呼吸>

背中ストレッチ
Photo by Saori Takagi

5)息を吐きながら上体を右斜め前に倒します。両手の指先を体の前につき、腰~背中を丸くしましょう。左の背面に心地良い伸びを感じられる姿勢で、呼吸を繰り返します。<回数:5呼吸>

1~5の反対側も同様におこないます。

「ここ最近、疲れやすい」「どうにも疲れが抜けない」という方は、深い呼吸に意識を向けてみるといいかもしれません。ぜひ、参考にしてみてください。

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高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。



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