1日6時間以上座りっぱなしの人はぜひやって!ガチガチな股関節まわりをすっきりさせる方法
皆さんは1日にどのくらいの時間、座っていますか?お仕事柄、気付いたら全く立たずにいた…なんて方もきっと多いでしょう。今回は、そんな方が抱える不調を解消するポーズをご紹介します。
座りっぱなしで起こることとは?
日本人は世界の中でも、特に座っている時間が長いことは有名ですね。しかし残念ながら、正しい姿勢で座っている方はとても少ないのが現実です。
例えば、電車に乗っているときに周りの方を見てみてください。スマートフォンを触っている方が多いですが、背中が丸まっている、顔が前に出てしまっているような方が多いです。お仕事をするときも、スマートフォンはもちろんパソコンを使うでしょう。そのときも、同じような状態になってしまっているといえます。
背中が丸まっていれば、肩まわりの筋肉が外側に広がった状態が続き、どんどん猫背姿勢を促してしまいます。この状態が続くことで姿勢の悪化が当たり前となり、いざ正しい姿勢にしたいと思ってもなかなかキープできなくなってしまい悪循環となってしまうのです。
また、座っているときは股関節まわりも硬くなりやすいです。股関節まわりが硬くなることで、疲れが取れない体になりやすくなってしまいますし、代謝も落ち太りやすくなってしまいます。年齢とともに太りやすさを実感している方や、日々運動習慣がない方は要注意です。
肩まわりと股関節の硬さをどうにかするには?
この2つの硬さで悩んでいる方はとても多いため、ヨガのポーズやストレッチなどでもあらゆるやり方が紹介されています。それぞれの部位にアプローチするやり方ももちろん効果的ですが、お仕事が忙しい方や1つのポーズで手っ取り早くどうにかしたい方には、今回ご紹介するポーズがオススメです。
「簡単な動き」といえるわけではありませんが、慣れてしまえば問題ありません。
肩まわりを動かすと内側からポカポカしてきますし、股関節を刺激することで老廃物が流れやすくなり全身スッキリ効果も期待できます。1日1回やって終わりではなく、毎日コツコツ続けることがポイントです。
疲れているときこそやってみて!
このポーズは必ずヨガマットを引いて行ってください。もっとできそうと感じるときは後半に出てくるチャレンジポーズもやってみてくださいね。
やり方:
1.マットの上で四つ這いになり、手のひらを1枚分前に移動します。両手の間に左足を置きます。
2.右のつま先とひざをマットに付けます。このとき、右の太ももが斜めになっているかどうか確認します。
3.吸う息で両手を上げ、視線と胸を斜め上へ広げましょう。両手は斜め後ろへ引き、肩まわりへ刺激を入れます。重心はマットに近づけるイメージで、股関節にも心地よい刺激を入れてください。
4.これでは物足りないと感じる方は、右ひざをマットから離してハイランジの状態にすることで負荷が高まりますよ。
5.片側5呼吸分キープして、反対側も同様に行いましょう。
座り時間が長い人こそ意識して動こう
座っている姿勢は、楽なようで体には負担がかかりやすいものです。つねに正しい姿勢をキープできればいいのですが、なかなかそうはいかないもの。そんなときは、ぜひこのポーズを思い出してください。夜やるのもいいですが、朝やるとスッキリ気持ちの良いスタートがきれるのでオススメですよ。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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