寒さで腰が痛い人増加中【仰向けになるのもツラい腰痛に】背骨の動きをなめらかにして楽に寝られる方法
寒くなると腰の痛みを訴える人が増えてきます。そして腰痛のせいで仰向けになるのもしんどいという人もいるのではないでしょうか。今日は背骨と骨盤の正しい動かし方を学んで、仰向けが楽になるストレッチをお伝えしていきます。
腰痛の人はしなやかさが足りない?
腰痛にお悩みの人、背骨と骨盤をスムーズに動かせていますか? 背骨は横から見ると真っすぐではなく、前や後ろにしなやかに曲がりながら首からお尻の尾骨まで繋がっています。自然なアーチを描いているのが理想ですが、日常の動作で偏った筋肉の使い方をしてしまうと、アーチが急になっていることがあります。
理想は背骨が自然なアーチになっていること
年齢とともに腹筋や太ももの筋力が落ちてくると、骨盤を支える力が弱まり前に傾き、前傾姿勢となってしまいます。すると、腰椎と腰椎の隙間が詰まり、窮屈な状態になってしまい、腰の痛みに繋がってしまいます。
背骨のカーブを自然に整えるには、身体の背面側、前側、筋力すべてに意識を向ける必要があります。
背骨をなめらかに動かすならヨガがおすすめ
ヨガをすると、背骨ひとつひとつに意識を向けられるようになります。
例えば、ヨガのキャット&カウというポーズは、四つん這いになり呼吸に合わせながら、背骨をしならせて反らせ(カウポーズ)、背骨を高く持ち上げて背中を広げていきます(キャットポーズ)。慣れるまではしなやかな動きが難しいかもしれませんが、続けるうちに背骨がゆっくりしなやかに動かせるようになり、骨盤も前後になめらかに動かすことができるようになります。
背骨を動かすことは腰痛緩和だけでなく、背骨のすぐそばにある自律神経にもアプローチすることができるので、自分の気持ちや身体もコントロールでき心地よさを感じられます。
仰向けが楽になる腰痛さんのための背骨・骨盤ストレッチ
腰痛持ちの人にぜひ試してもらいたい、仰向けのやり方をご紹介します。仰向けになると腰がツラい…という人は、背骨が反り過ぎていることが多いです。この動きを覚えて、しなやかな背骨と骨盤の動きを手に入れましょう。
1、仰向けになり、両膝を立てます。膝を曲げてかかとが膝の下にくるようにおきましょう。
2、両手は手のひらを下に向け床につき、呼吸を整えましょう。
3、息を吸いながら、両手で床を押し、お尻を持ち上げます。お尻を上げる際は首を痛めないために、顔はまっすぐ上を見ておきましょう。
4、息をはきながら、背骨のなるべく上からひとつひとつ床に下ろしていきます。
5、自分のペースで3回繰り返しましょう。
6、骨盤まで床に下りたら脚を伸ばし、腰に違和感がないか確認しましょう。
詳しい説明は、こちらの動画でご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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