老け見えする【丸まった背中】を楽にシャキっと伸ばせるようになる!ローラーを使った背中ほぐし
丸まった背中が老け見えの一番の原因。さらに問題なのは、背中が丸まった状態で筋肉が硬くなると姿勢を良くしようと背筋を伸ばしても伸びない…なんてことも。今回は自然に伸びた背筋を作るポイントをご紹介します。
丸まった背中は老け見えの原因に
実年齢より上に見えてしまう原因は、顔のしわや髪の毛の色などいろいろありますが、一番ごまかしがきかないのが姿勢。
顔はメイクをする、髪の毛は染めることで老け見えを回避できますが、姿勢は隠すことができません。特に老け見えしてしまう姿勢は、背中が丸まってしょぼーんとした感じで座っている姿。年齢だけでなく、気持ちも老けて、元気がない印象を与えてしまいます。
背中が丸まってしまう原因は?
日常生活を送っていて、気づいたら背中が丸まってしまっていた…と感じたことがある方は多いと思います。しかし、なぜ良い姿勢でいることができないのでしょうか?その原因は同じ姿勢でいる時間の長さで姿勢が決まるからです。悪い姿勢で長時間過ごしていると体は悪い姿勢でいることが正しいと認識してしまいます。例えば、
1)PC仕事、携帯操作などで、背中を丸めた姿勢になる
2)その姿勢に入ってから数分間はその姿勢に慣れていないため、頭が前に出て重心が崩れないように背中周辺の筋肉が背中~頭を引っ張って支える力が働きます
3)しかし、背中の筋肉がずっと引っ張って支えていることに疲れ、筋肉を固めることで頭を支えようとします
4)背中の筋肉が丸まった状態で固定され、姿勢が悪い状態が完成
このような流れで悪い姿勢ができあがってしまうわけです。さらに、悪い姿勢が長く続くと脳の意識も悪い姿勢=正常であると書き換えられ、良い姿勢に戻すことが筋肉的にも脳的にも違和感になっていくのです。
背中や肩、首回りにはたくさんの筋肉がついており、これらかすべて硬くなることで、背中・首・肩のコリから頭痛などを引き起こす原因にもなり得ます。硬くなってしまう前にしっかりほぐしておきましょう。
背中をほぐして良い姿勢に戻ろう!
姿勢は、筋肉が悪いポジションで硬くなることでできあがります。それを改善するには、まず硬くなった筋肉をほぐし、癖をリセットしていくことが効果的です。今回はストレッチポールや筋膜リリースローラーを使った背中のリリースをご紹介します。ローラーがない場合は、丸めたバスタオルなどでも代用可能ですが、圧が弱くなってしまうので道具を使うことをお勧めします。
<やり方>
1)ローラーを床に置き、肩甲骨当たりをローラーに乗せる。膝を立てて腰を反らないようにしながら動くことを意識しましょう
2)膝を軽く曲げる〜伸ばすを繰り返し、肩甲骨まわりを上下にほぐす
3)頭の後ろに両手を添え、上半身を反らせる〜丸めるを繰り返す。背骨の上部だけ動かすようなイメージで
4)頭の後ろに両手を添え、右肘を床に近づけ左の肘を天井方向に持ち上げ体をひねる。逆側も同様に行い、背中上部を左右にひねる
5)頭の後ろに両手を添え、頭と床を並行の位置に。右肘と右腰を近づけるようにして左体側を伸ばす。逆側も同様に
6)体を起こし、四つん這いになる。両手をローラーに乗せたらローラーを体から離すように前に転がし、背中を伸ばす
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AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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