下半身だけ痩せない…そんな人に絶対勧めたい〈股関節ほぐし〉股関節に詰まり感を感じる時にも◎
下半身がボテッと太く、なかなか細くならない。股関節が硬く、詰まっている感覚がとれない。下半身にお悩みのある方は、股関節をほぐすことを大事にしてみましょう。
寒い気温の中、外にでて身体を動かす習慣が少しずつ減ってきているかもしれません。また、キツいトレーニングは長続きしないけれども、下半身を細くしたい、春の行事に出向く前にスッとした細い足でストッキングを履きたい、と思われている方もいらっしゃるかもしれません。まずは、冷たくなっている下半身の血行や代謝を良くしていきましょう。そのためには、股関節まわりの筋肉をしっかりとほぐすことが大事になります。
下半身太りの原因
下半身太りの原因の1つに、股関節まわりの筋肉が硬くなっていることが考えられます。日常生活での動作を思い出してみてください。足を大きく前・後ろ・横に思いっきり動かすことはあまりないことに気付くかもしれません。つまり、上半身と下半身を繋いでいる股関節を大きく動かすことが少ないと股関節まわりの筋肉はどうしてもかたくなってしまいます。また、股関節には太い血管やリンパ節が集まっているので筋肉がかたくなれば、血行やリンパの流れが滞り、代謝も低下します。その結果、下半身がボテッと太くなることも考えられます。その他、股関節のまわりにある筋肉「腸腰筋」 「大腿筋膜張筋」 「内転筋群」 「大腿四頭筋」を十分ほぐしていくこと、程よくつかっていくことは下半身をスッキリ整えるのにとても大事になります。是非、筋肉を意識して動かし、下半身の巡りを良く整えていきましょう。
下半身太りを解消 股関節ほぐしⅠ
①四つん這いになる。右足を右手の外側におく。膝とつま先は同じ向き。両脚を前後に大きく開く。
②身体を前後、左右に動かしながら、左脚の股関節の伸びを感じる。腸腰筋が徐々にほぐれる。深呼吸。余裕があれば、肩の真下に肘をつき、更に深めても良い。
③右足を後ろへ。四つん這いにもどる。
※反対脚も同様に行う。
下半身太りを解消 股関節ほぐしⅡ
①仰向けに寝る。両膝を立て、足幅を広めにする。
②左右に膝をパタパタ倒す。右側に両膝を倒す。右足を左足の太ももの辺りにのせ、膝が地面へ近づく。大腿筋膜張筋の辺りがほぐれる。ゆったり深呼吸。※膝や腰に痛みがある場合は、上にのせる足を下ろし軽減しましょう。
※反対側も同様に行う。
下半身太りを解消 股関節ほぐしⅢ
①両足裏を合わせて座り、両手で足の甲を包むように抱える。
②両膝を上下にパタパタと動かし、徐々に内転筋群がほぐれて、股関節が柔らかくほぐれていく。
③余裕があれば、少しずつ前屈へ。(脚の付け根から上体を前へ)足を身体から遠ざけると軽減される。
④背中を丸くし、背中の下からゆっくり上体を起こし、両手で膝を支えながら足を閉じ、戻る。
下半身太りを解消 股関節ほぐしⅣ
①横向きに寝る。下の手を肘枕にし、頭は安定。上になった脚の膝を曲げ、足の甲を上の手でつかむ。
②ゆったりと深呼吸しながら、膝を体の後ろの方へ引いていく。大腿四頭筋が徐々にほぐれる。腰の反りすぎに注意しながら、お腹に程良い圧を保つことを意識する。
※上下の足を反対にし、同様に行う。
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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