更年期世代に多い【靴下の痕が消えない問題】 脚のむくみを解消するたった5分の「内もも」ほぐし
若い頃はすぐに消えていた靴下の痕、年々消えにくくなっていませんか? それは体の冷えやむくみが原因。そんなむくみを解消するために注目したい筋肉が、太ももの内側にある「内転筋群」。硬くなった内ももの筋肉をほぐして、むくみのないスッキリ脚を目指しましょう!
内転筋群の役割
内転筋群とは、股関節の付け根から太ももの内側、膝の内側にかけてついている筋肉で、おもな役割は、脚を閉じる動きや骨盤を安定させること。
股関節を内転させ、脚を内側に閉じる際に作用する「大内転筋(だいないてんきん)」、脚を持ち上げる際に作用する「短内転筋(たんないてんきん)」「長内転筋(ちょうないてんきん)」。そのほか「恥骨筋(ちこつきん)」と「薄筋(はっきん)」と合わせて5つの筋肉から構成されています。
内転筋群が硬くなるデメリット
巡りが悪化してむくみの原因に
内転筋群は、椅子に長い時間座っていたり、運動不足や加齢などが原因で、硬くなり衰えていきます。硬くなると、股関節がスムーズに動かなくなるため、下半身の巡りが悪化。むくみに繋がるのです。
骨盤の位置がズレる
内転筋群は骨盤に繋がっている筋肉なので、硬くなることで骨盤を正しい位置に保つことが難しくなり、O脚などの原因にも繋がります。
内転筋群を柔らかくしてむくみと決別!
血行不良によるむくみを解消するためにも、硬くなった内転筋群をほぐしていきましょう! 股関節の可動域が狭い人にもおすすめのエクササイズです。
①左ひざを床につき、右脚は軽く曲げて真横に開き足裏を床につきます。左ひざと右のかかとが一直線になるように調整してください。右ひざの角度は90度か、それよりやや広い角度でキープしましょう。
②おへその位置が真正面に向くように、骨盤の傾きに注意しましょう。ひざ立ちをしている左ひざが痛い場合は、ひざの下にタオルやブランケットを敷いてください。右手を右ひざの内側に添えます。
③右ひざを曲げて、左内ももを伸ばしていきます。この時に、右ひざが内側に入らないよう右手で軽く抑えましょう。
④しっかりと左内ももを伸ばしたら、ゆっくりと元のポジションへ戻します。この動作を5回繰り返します。
⑤脚を入れ替え、反対側も同様に行なっていきます。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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